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イングリッシュクイックマスター英会話advancedのレビュー


イングリッシュ・クイックマスター英会話advanced教材一式

 

この記事では、英会話教材「イングリッシュ・クイックマスター英会話advanced」のレビューを書いています。

 

「アルク教材だから無難なつくりになっているだろう」となんとなく思って後回しにしていた「イングリッシュ・クイックマスター英会話advanced」をとうとう購入しました。

 

>>公式サイト<<

 

この「イングリッシュ・クイックマスター英会話advanced」、結論から言うと私が見てきた中では最高の英語教材です。

 

実際に教材を購入して中身を確認してみたところ、気になる点がまったくないとは言いませんが、トータルでは非常に満足度が高いのは確かです。

 

じっさい、優れた英語教材として以下の賞を受賞しています。

 

【イングリッシュ・クイックマスター 受賞歴】

 

イード・アワード2015「英語教材」

【総合満足度】最優秀賞

【部門賞】サポートのよい英語教材

【部門賞】ブランド信頼性の高い英語教材

 

イード・アワード2016「英語教材」

【部門賞】サポートのよい英語教材

 

イード・アワード2017「英語教材」

【部門賞】サポートのよい英語教材

【部門賞】ブランド信頼性の高い英語教材

 

英会話上達のために有効なトレーニングをすべて網羅している上に、技能的な意味での「英語スキル」よりも上位の「円滑なコミュニケーションをする能力」にまで踏み込んだ、かなり欲張りな教材になっています。

 

ということでレビューにいきましょう。

 

教材監修・執筆陣

本教材は、「1000時間ヒアリングマラソン」と同じアルクの通信講座です。

教材の監修・執筆は以下のとおり第一線の英語教育専門家が担当しています。いずれの方も英語書籍執筆や英語教材制作経験が豊富です。

 

総合監修:吉田研作(よしだ けんさく)氏

・・・上智大学言語教育研究センター長

 

監修・執筆:辰巳友昭(たつみ ともあき)氏

・・・桐朋中学・高等学校教諭

 

執筆:高橋基治(たかはし もとはる)氏

・・・東洋英和女学院大学教授

 

執筆:八代京子(やしろ きょうこ)氏

・・・麗澤大学名誉教授

 

執筆:松岡昇(まつおか のぼる)氏

・・・獨協大学講師、1000時間ヒアリングマラソン主任コーチ

 

執筆:田中茂範(たなか しげのり)氏

・・・慶應義塾大学教授

 

ちなみに教材中の英文は5人のネイティブスタッフがチェックをしています。

 

教材の概要

「イングリッシュ・クイックマスター英会話advanced」は、基本的にはテキストとCDで学習する英会話教材です。

ただし、専用アプリ、オンラインサポート、課題添削サービスなどテキスト・CD以外にもたくさんのものが教材として提供されています。

 

教材基本情報

英会話(スピーキング)教材

学習対象者:中級者~上級者。目安TOEIC600点。

学習時間:40分×週4回

学習期間:6ヶ月

価格:32,400円(税込)

 

教材を申し込むと2~3日で下の写真のような箱が送られてきます。アルクマークがわかりやすく描かれています。

 

イングリッシュクイックマスター英会話advancedの箱

 

 

中身は下の写真のとおり。ひまわりの絵?よくわかりませんがデザインが子供っぽくなくて良いです。

 

イングリッシュクイックマスターの教材中身一式

 

テキストは全部で8冊

  • コースガイド B5サイズ 1冊 24ページ
  • テキストブック A5サイズ 6冊 各111ページ
  • 別冊KEY117フレーズ集 1冊 新書サイズ 53ページ

 

 

◆「コースガイド」

教材の内容物と学習の進め方の解説。教材に含まれるものが多くていっぺんに把握しづらいので、この「コースガイド」が重要。

 

コースガイド

 

 

◆「テキストブック」

学習用メインテキスト。1冊が1ヶ月(4週間)分で6冊構成。

 

イングリッシュクイックマスターのテキスト

 

 

テキストに書き込む学習はないので、小さくて使いづらいと感じることはありません。

コンパクトさに衝撃を受けた「ネイティブイングリッシュ」のテキストと並べてみました。ネイティブイングリッシュはやはり小さいですね。

 

イングリッシュクイックマスターとネイティブイングリッシュのテキスト比較

 

メインテキストはコンパクトで良いですが、ビッシリと書かれていて読むのが大変です。アルク製テキストは、読みやすくするためにいろいろなマークを入れてくれているのですが(TOEICの究極のゼミとかもそうですね)、ゴチャゴチャしていると感じる人もいるかもしれません。

 

文字は多いですが、イラストも随所にあり、視覚的な情報と英文とを連動させながら学習していくようになっています(学習に関係のないイラストは入っていません)。ただ、複数のイラストレーターが参加しているため、統一感がないというか、少し雑然とした感じがあります。

 

学習のポイント、発音のコツ、英文のニュアンスなど解説が豊富な点は、さすがアルクという感じで安心感、納得感があります。

 

テキスト紙面

 

◆KEYフレーズ集

各ユニット(毎回のレッスン単位)で出てきた重要表現をまとめたものです。メインテキストの復習として以下の練習に利用。

①日本語を見て英語に直す

②英文リピーティング

③バリエーションセンテンスをシャドーイング

 

フレーズ集

 

CDは13枚

◆テキストブック用 12枚

平均94トラック・70分/CD1枚。

会話トラックでは、背景の雑踏の音を入れたり、電話での会話では相手側の音声に通話音声感を加えたりして、臨場感を演出しているのが特長です。

 

◆KEYフレーズ集 1枚

98トラック、36分。

 

CDは専用のケースが付いています。

 

イングリッシュクイックマスターのCD

 

 

他にもいろいろあります

■coedas counterシート(6枚)

声を出した回数を記録するものです。この教材はとにかく声を出して練習することを重視しています。

スマホアプリと好対照をなすアナログ感が良いですね。

ちなみにコエダスとは、

Correspondence Course in English for Daily and Actual Situations(日常英会話のための通信講座)

です。

コエダスカウンターシート

 

■発音練習アプリ「MyET」

英文の音声のあとに続けてリピートすると、カラオケ感覚で発音を採点してくれるアプリです。

 

■アルク教材専用スマホアプリ「ALCO」

デジタル教材提供サイト「テストコ」からダウンロードした音声データ、テキストブック、フレーズ集を再生できるアプリです。

 

下の写真はテキストブックをALCOで開いているところ。

PDFではなく、ALCO専用のファイル形式の電子書籍ファイルです。

解説等がなく、英文、スクリプトなどメインスキットのものだけになっています。

スクリプトを見ながら音声も聴けるのはスグレモノです!

ファイルをダウンロードするにはログインが必要ですが、いちどダウンロードすれば、ログインしなくてもアプリを使えます。

 

ALCO画面

 

このアプリではリスニング・リピーティング練習に必要なものだけに絞り込んでいるため集中して練習できるのは良いのですが、テキストでの学習の一部しかカバーしていないので、やはり基本はテキストベースで進めるものと考えてください。

 

下の写真は、音声ファイルをアプリで再生しているところ。

上のテキストブックでは音声再生速度は固定ですが、こちらは再生速度を0.5~3倍に設定することができます。(とはいえ、まともに聞けるのは1.5倍ぐらいまでです。)スクリプトや訳は見れませんが、CDに収録されている音声がすべて収録されていますのでCDの代わりになります。

 

イングリッシュクイックマスター音声

 

■Monthly Test

テキストブック1冊分の学習を終えたら問題を解いて提出します。

月1回提出(最初の提出期限は教材受け取りから1ヶ月後)。

 

マンスリーテスト

 

 

■受講生向けウェブサービス

アルコムワールド「CAMPUS」というコミュニティサイトが利用できます。

学習の進め方など、学習コーチに質問・相談できます。現在はワタナベコーチ(英検1級取得)。

 

アルコム画面

 

 

■WEB採点サービス「テストコ」

オンラインでマンスリーテストの採点ができます。

 

期間は短いけど返金保証もあり

商品到着後8日以内であれば返品による受講キャンセル可能です。

 

学習内容の詳細

「イングリッシュ・クイックマスター英会話advanced」では基本的には、スキット(寸劇/短い会話)をもとに、話す能力を多角的にきたえる学習をします。

Hapa英会話のような買い物や外食でのお決まりの会話だけではなく、親しい者同士の会話を題材にします。

 

単に情報を伝えるだけでなく、自分の考えを、力強く、相手に伝わるように話すスキルを目的としているのが本教材の特徴です。

ビジネス英語を強く意識した中・上級者向け学習内容といえるでしょう。

 

48の「会話における機能」

本教材は、「フレーズ」や「イディオム」といった基本表現を覚えるだけでなく、それよりも上位の「会話における機能」48種類を習得する教材になっています。

「会話における機能」とは、

 

  • 映画などについて好意的な感想を述べる
  • 否定的な発言をする
  • 助けを求める
  • (他人からの頼まれごとを)条件付きで承諾する
  • 感謝しつつ(他人からの申し出を)辞退する

 

というように、実際の会話状況で自分が達成したい内容のことです。

 

といっても、ちょっとわかりにくいと思いますので補足記事を書きました。

→こちらを参照

 

情報を一方的に発するだけでなく、相手が動いてくれるように話すということです。

会話における機能」を意識して学習することで、会話が予想外の流れになっても臨機応変に対応できる力をつけていきます。

 

スキットを通して学習する

スキットには、いちおう名前のついた登場人物が出てくるのですが、スキット2回ごと(月に2回)にメンバーが総入れ替えになるので、教材を通して一貫したストーリーというわけではありません。

 

学習システムが複雑なのですが、ざっくりいうと

 

1週間に2つのスキットを学びます。

2週ごとにReview(復習パート)があります。

4週分が終わるとマンスリーテストを解いて提出します。これでテキスト1冊分。

このサイクルを6回(テキスト6冊分)やります。

 

学習スケジュール

 

ここで「1週間にスキット2つだと、ボリューが少ないんじゃないか?」と感じる方もいるかもしれませんが、以下のようにスキットをもとに非常に多彩なスピーキング練習メニューが用意されているので決してボリュームは少なくないです。

 

  • 英文を見ず、スキットの場面を描いたイラストを見てスキットをリスニング
  • スキット全文音読
  • 重要表現をリピーティング
  • 重要表現のバリエーション英文をリピーティング
  • 絵を見て、絵に対応した英文を言ってみる
  • 絵に対応する正解英文をリピーティング
  • スキットを1文ずつリピーティング
  • 重要表現を使った会話でロールプレイ
  • スキット全体でロールプレイ

 

上記は、一つのスキットでの1日目の学習内容です。2日目は同じスキットを使ったシャドーイングなど別の練習をします。

また、応用力をきたえるために、会話のシミュレーション(テキストに載っている文以外に自分で自由に考えて話す練習)もあります。

まさに、スピーキング力アップのためのトレーニングをすべて採りいれている教材と言えるでしょう。

 

多彩なトレーニングメソッドを実践するので、最初は何の練習をすればいいかちょっと戸惑うのですが、テキストを読んでCDのナレーションを聴けば要領がわかるようになっています。

 

さらにいえば、発音記号を使わずカタカナで発音を解説することで(下の写真左側)、「今すぐ声を出して練習」できるようになっています。そして英文ニュアンスの解説は非常に充実しています(下の写真右側)。

 

発音とニュアンス解説

 

 

どんな場面の会話を学ぶか?

1ヶ月目は、次のような場面のスキットになっています。()内はそのスキットで学ぶ「会話における機能」です。

 

  • 映画を見終わったあとの美紀とJohnの会話(感想を表現する技術を学ぶ)
  • バスケットの試合観戦についてのスーザンと守(まもる)の会話(否定的な発言、反論の技術)
  • コピー機の使い方について話している美紀とスーザン(助けを求める方法)
  • パソコンのトラブルについて話しているJohnと守(他人の依頼を条件付きで承諾する)
  • 残業中の太郎の手伝いを申し出るJane(他人の申し出を感謝しつつ辞退する)
  • 結婚したばかりのマークが沈んでいる理由を聞きだそうとする由美(相手を励ます)
  • (電話で)明日の予定について話す太郎とマーク(理解できなかったことを聞き返す)
  • リサとの食事の時間に遅れることを電話で伝える太郎(理由を伝える)

 

下の写真は、上記2つめのスーザンと守のスキット。

 

イングリッシュクイックマスターテキストとCD

 

1ヶ月目は「さまざまな人間関係」というお題がついていますが、上記のとおり、一般の日常会話シーンという感じです。

2ヶ月目は海外旅行、3ヶ月目はビジネス、・・・というふうに月ごとにシチュエーションが移り変わっていき、6ヶ月間で定番の会話シーンをひととおり学ぶことができます。

 

学習内容については以上です。

 

「イングリッシュクイックマスター英会話advanced」の評価

 

明確な教材コンセプトがあるか?

初級者レベルのスピーキング技能を習得している前提で、スピーキングに必要な技能をあらゆる面からトレーニングするのがコンセプト。

さらに議論・交渉・話題コントロールもできるような上級の会話力を習得します。

 

学習効果が期待できるか?

ロールプレイ、リピーティングなど効果が実証されているメソッドを使っているので当然、効果は期待できます。

スピーキング技能的な部分から、会話力・コミュニケーション能力といった上位能力への橋渡し的なトレーニングもあります。

 

実践可能な内容か?

声を出すことが本教材のすべての基本。声を出せる環境があるかどうかがもっとも重要です。

パソコンは実践に必須ではありません。

スマホアプリも用意されていますがテキストの内容すべてをカバーしているわけではないので、テキストを見ながらの学習が理想です。

 

気になるところ・いまいちなところ

  • 登場人物を設定しているが、スキット2つごとに総入れ替えになるので、人物設定をたびたび覚えなおさなくてはならないのがネックです。
  • ネイティブが英文を読んでいますが、けっこうゆっくりです。TOEICより遅いかも。中・上級者向けなのだからもう少し実践的なスピードでも良かったかもしれません。ただし、スマホアプリ「アルコ」なら最大3倍まで速度を上げられるので、これで解決します。
  • イラストがあるのはいいが、クセのある絵柄も多いです(好み次第)。
  • 教材名が長い。覚えられません。こんなに優れた教材なのにあまり知られてない(少なくとも、ネットで見かけない)のは、名前が長いうえに印象に残りにくい言葉ばかりだからではないでしょうか。

 

本教材が向いていない人

声を出して練習する環境がまったくない人は本教材を購入しても持て余してしまうので、購入前にその問題をクリアしたほうが良いでしょう。(声を出せないのが致命的なのは他の英会話教材でも同じですが)

 

総評

「イングリッシュ・クイックマスター英会話advanced」の総合評価・・・評価A+(特に優れている教材)

 

冒頭にも書きましたが、本教材は独習型の英会話教材として盛り込めるものをすべて盛り込んだ英語教材です。

外部から高く評価されて当然、と思える内容です。

 

イードアワード最優秀賞

 

本教材ではさまざまなトレーニングをこなしていくことで、英会話力に死角をつくらず総合的にレベルアップできるようになっています。

 

音読、リピーティング、シャドーイング

 →英語の基礎力を底上げする

ロールプレイ、重要表現バリエーション練習

 →英語の運用力、反射神経を磨き上げる

シミュレーション

 →応用力、「伝える力」も獲得する

 

英語教材業界の悪習として、「○○日で」「努力せずに」話せるようになるといった甘い甘い宣伝文句で注目を集めようとする傾向があります。

しかし本教材は、英語教材業界で名の通っている「アルク」ですから、上記のような英語教材とは逆に、「圧倒的練習量」をアピールしています。

 

圧倒的練習量

 

これが、英会話上達についてアルクが出した結論ということです。

 

じっさい、教材の中身はスピーキング実践(アウトプット)を最重要視した内容になっています。とにかく話す。ただし中・上級者に求められるスキルを養成するために、多彩なスピーキング訓練メソッドが使われていることはこれまで見てきたとおりです。

 

そして本教材は自分の意思を相手に伝えて、自分にとって有利になるように物事を進めることを最上位の狙いとしています。

ですので、中・上級者向けといっても、難しい単語や表現を使うのではなく、むしろ相手が納得しやすいようなわかりやすい表現を使うことを学びます。

 

約1000人を対象とした「英語を話したいこの瞬間&内容」についてのアンケート結果を基に、中・上級の英語学習者が必要とする状況と表現を厳選。・・・英語学習者の切実な思いから選ばれた「状況」と「表現」ばかりなのです。

コースガイドより

 

フレーズ暗記より上のレベルの会話スキルを身につけたい、情報を伝える会話で満足するのではなく自分の思うことをもっと出していきたい・・・

そんな方にこの「イングリッシュ・クイックマスター英会話advanced」をおすすめします。

 

 

 

 

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