1000時間ヒアリングマラソン教材一式

 

この記事では、「1000時間ヒアリングマラソン」のレビューを書いています。

 

「ヒアリングマラソン」は非常に有名な英語教材で、英語学習に興味のある人は少なくとも名前を聞いたことぐらいはあると思います。

 

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1000時間ヒアリングマラソンのすごさ

  • 35年間続いている英語教材
  • 延べ120万人が受講
  • 3870社以上が企業研修に採用

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しかし、「実際、1000時間も何をする教材なのか?」は、ピンとこない人が多いのではないでしょうか。

今回は、具体的に何をするのかイメージがわくように詳しくレビューしました。

結論から言うと「リスニングを起点としてあらゆる英語トレーニングをするハードワーク教材」です。

 

それではレビューに入ります。

 

教材制作は日本一有名な語学教材の会社「アルク」

ネットで英単語を調べるときには「アルク」で検索して「英辞郎on the WEB」を使う人も多いのではないでしょうか

あの「アルク」です。

(ちなみにW○blioは広告が多すぎて重いですよね。一長一短ありますが。)

 

アルク社の多数のスタッフが制作に携わっている上に、学習コンテンツは第一線の方々が制作・監修しています。今回レビュー対象とした2018年1月号では、

 

  • 千葉大学准教授 竹蓋 順子氏
  • 神田外語大学千人講師/放送通訳者 柴原 智幸氏
  • 文京学院大学講師 霜村 和久氏
  • 東京大学大学院学術研究員 三吉 美加氏
  • 映像翻訳家 柏木 しょうこ氏

 

などなどなど。

 

「ヒアリングマラソン」にいい加減なコンテンツを入れて世に出してしまうと、監修者本人もアルク社も自らの評価に傷が付いてしまいます。ですから教材内容はかなり厳しい品質管理を経た信頼性の高いものと考えてよいでしょう。

 

教材の概要

まず教材の構成品を見ていきます。

毎月25日(12月のみ20日)までに申し込めば、翌月10日受講スタート。

注文するタイミングによっては、最初の月の教材が来るまでだいぶ期間が発生するわけです。

 

これが1ヶ月分の教材。おなじみのアルクマークです。

 

 

 

中身は下のとおり。

 

 

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1ヶ月分の教材内容

  • マンスリーテキスト
  • イングリッシュジャーナル
  • CD
  • ヒアリングマラソン受講生応援レター

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[memo_h4 style="1" color="blue"]テキストは高品質、使い勝手も良い[/memo_h4]

B5サイズ、113ページ。

字は小さいですがレイアウトは整理されていて読みやすいです。

さすがアルク!という感じのクオリティ。

 

ヒアリングマラソンのテキスト

 

テキストに書き込むワークもあるので、しっかり開いてぺたっと机におけるようになっています。(←重要)

 

ヒアリングマラソンのテキストを置いたところ

 

[memo_h4 style="1" color="blue"]【主】より厚い【副】教材・イングリッシュジャーナル[/memo_h4]

B5サイズ、172ページ。

単独で市販しています。(別売りにして教材価格下げてくれたほうがいいようにも思えますけどね・・・)

こちらはマンスリーテキストよりも芸能人など「話題の人」に関するコンテンツが多いです。

今回の号はレディー・ガガ他をフィーチャーしています。

 

巻頭部分はカラーで華やかなんですが後半はちょっとローコスト感のある紙が使われていて・・・

と、詳しく書きそうになりますが、イングリッシュジャーナルのレビューは別記事にします。

 

イングリッシュジャーナルの紙面

 

 

 

[memo_h4 style="1" color="blue"]CDは2枚、メインCDはたった1枚。[/memo_h4]

1枚はマンスリーテキスト用のメインCD、

もう1枚はマンスリーテスト「HEMHET」用のCDです。

 

ヒアリングマラソンのCD

 

『ヒアリングマラソン』なのに、1ヶ月にCDたった1枚?

とお考えになる人もいると思いますが、決して

「教材ボリュームが物足りない!」

と感じることはありません。

CDを聞くだけなら確かにすぐ終わりますがそうではなく、リスニングに伴っていろいろなワークをするからです。(後述します)

 

[memo_h4 style="1" color="blue"]ヒアリングマラソン受講生応援レター[/memo_h4]

いまいちこのペラの機能はよくわかりませんが「お知らせ」「通信」のたぐいみたいです。(マンスリーテキストの巻末にも同じようなパートがあるのに。)

 

ヒアリングマラソン受講生応援レター

 

[memo_h4 style="1" color="blue"]スマホで聞けるアプリ「ALCO」もあり[/memo_h4]

ヒアリングマラソン購入者は、ヒアリングマラソンの教材音声やテキストをダウンロードできる専用アプリ「ALCO」にログインして利用できます。

再生速度変換など便利な機能もあります。

ヒアリングマラソンはあくまでテキストベースで学習を進める設計になっていますが、長期間机に向かう時間が取れないときもあるでしょう。そんなときスマホでの学習環境も用意されているのは助かりますね。

 

さて、ここからはいよいよ実際の学習内容を見ていきます。

 

学習内容の詳細

ヒアリングマラソンは、「通信講座」の英語教材です。

分かりやすくいうと、昔の「学研」とか「進研ゼミ」と似ています。

 

[memo_h4 style="1" color="orange"]必要な学習環境[/memo_h4]

ヒアリングマラソンという名前のイメージとは裏腹に、テキストを軸として学習を進めます。

自宅、テキストを開いて置ける机、筆記用具、CDプレーヤーが必須です。細かい音を聴き取るためにヘッドフォンもあったほうがいいです。

通勤中にCDを聞く、テキストを読む等もできますが、基本は自宅で落ち着いて学習するものです。

 

[memo_h4 style="1" color="orange"]「1000時間」の意味と実際[/memo_h4]

この講座は1年に1000時間、つまり1日に約3時間、英語の音声を「聞いて理解する」過程を繰り返すことで、英語を英語のまま理解できるようになることを目的としています。

テキストより

 

この「3時間」とは何かというと

 

  • 「マンスリーテキスト」(メイン教材)1時間
  • 「イングリッシュジャーナル」(副教材)1時間
  • その他の音声1時間

 

を想定しています。「その他の音声」とは、学習者が自分の好みで視聴する映画、ドラマ、ニュースなどです。

つまり1000時間分の音声教材がドーンと送られてくるわけではなく、「目安としてこれぐらいの時間を確保して、その中で繰り返し学習してくださいね」ということです。

 

マンスリーテキストの音声CDは69分なので、通しで聞くだけなら1日で終わってしまいますが、実際には何度も聞いたりリピーティングやディクテーション(書き取り)といったワークをやるので、1ヶ月でも消化しきれないぐらいの学習ボリュームになっています。

 

[memo_h4 style="1" color="orange"]メイン教材はマンスリーテキスト[/memo_h4]

テキストとCDを使って、このあと説明するように膨大な量のワークをします。「マラソン」というより「サーキットトレーニング」です。

 

1回聞いてすべて聞き取って理解できるものではないので(そういう人はこの教材必要ありませんね)、何度か繰り返して聞いて設問に答えたりするわけですが、どのくらいやりこめば次に進んでいいかわからないですよね。そこで、学習コンテンツごとにレベル(初級・中級・上級)と学習所要時間が書かれています。

 

マンスリーテキストの学習コンテンツは、比較的やさしいものから、徐々に難しくなっていくように収録されています。以下に概要だけ書きます。(アウトプット的ワークを赤字にしています)

 

 

これで聞ける!英語の音(レベル:初級、所要時間:20~30分)

テーマは、基本編「炊飯器についての男女の会話」と応用編「アメリカの俳優のインタビュー」。

テキストを見ながら音声を聞いて、以下のことをやります。

 

STEP1 会話、トークを何度も聴いてテキストの空欄を埋める

STEP2 スクリプトを見て答え合わせ

STEP3 キーワードを聞いてリピーティング

 

ついでに応用編は、俳優ジェイク・ジレンホール(ギレンでなくジレンが正しいとのこと)が映画「Stronger」について語るインタビュー音声でした。こういう実在の人物の「生の英語」から学べるのがヒアリングマラソンの特徴です。

 

 

3ラウンドで耳づくり(初級、2時間50分)

会話を聞いて、概要→細部→背景まで理解する「3ラウンド・システム」で学習します。

テーマは、[暖房についての男女の会話]。

 

Round1 会話を聞いて、おおよその内容を把握。

Round2 内容を性格に理解する。スクリプト全体はまだ見ないが、重要フレーズはテキストに示されているので確認しながら聞く。テキストの空所補充も。

Round3 会話の要旨をまとめたり、会話の背後にあるメッセージを捉えたりする発展的学習。

 

最後に全文スクリプトを見ながら、聞き取れているかどうか確認します。

 

ここでやるのは、単に音声を聞き取るだけではありません。

登場人物がどんな問題を抱えていて、何を考え、判断し、どうやって解決しようとしているのか。

そういったところを理解し、整理できるスキルをつけていけるように設問が設けられています。

 

 

トレーニング・ジム(中級、1時間40分)

スピーチを題材としてリスニングとシャドーイング・音読をし、実践的な聞き取りの力を養います。

テーマは[日本住在住のイギリス人が語る日本の魅力について]、約250ワード。

 

STEP1 音声を通して聞いて話の全体像を把握。

STEP2 ディクテーション(テキストの空所補充)。

STEP3 STEP2で書き取った英文を正解スクリプトと照らし合わせ、再度音声を聞いて確認。

STEP4 スクリプト、訳、重要語句について理解を深める。

STEP5 全文シャドーイング・音読

STEP6 暗誦(英文を見ずに話す)

 

 

気になる話題でトーク!(中級、2時間10分)

ノンネイティブも含む3人の話者による、イマドキの話題についてのフリートークを聞き、口ごもりや言い直しなども聞き取る力と、自分の意見を述べる力をきたえます。

今回の話者は中国、アメリカ、メキシコ出身の3人。

テーマは[AIと仕事、生活について]。

 

STEP1 全体を通して聞く。それぞれの話者の意見がどこに出てくるか注意しながら。

STEP2 通し音声を聞きながら、テキストに示されたキーセンテンスが出てくるのを待ち、キーセンテンスを聞き取って空所補充

STEP3 通し音声を聞いて、テキストに書かれた重要表現が会話に出てくるのをチェック

STEP4 通し音声を聞いて、概要を日本語でまとめる(テキストの空所補充の形で)

STEP5 スクリプトを見ながら通し音声を聞き、細部を理解する。

 

 

ニュースの斬り方(中級、3時間)

海外メディアで放送された実際のニュースの聞き取りに挑戦し、ニュース英語の構造を理解します。

ニュースの話題は、[カタルーニャ州の独立運動]、[カズオ・イシグロ氏の受賞]、[サウジアラビアでの女性に対する自動車運転禁止解除]。

 

STEP1 ニュースを聞いて概要を把握し、日本語でまとめる

STEP2 ニュースの冒頭部分を聞いてテキストの空所補充

STEP3 テキストに書かれた重要語句の語注を読んでから再度ニュースを聞き、より正確に内容を把握する。

STEP4 ニュース全体を聞いてテキストの設問に答える

STEP5 ニュース全体を聞いてテキストの設問に答える(英語で)

STEP6 スクリプトを見ながらニュースを聞いて内容を把握

STEP7 語注、訳を見ながらニュースを聞き、誤解しているところがないか確認

STEP8 意味の区切りごとにポーズの入った音声を使ってリピーティング

STEP9 ニュース全体のリスニング、音読シャドーイングにも挑戦。

 

 

教養あふれる音の劇場(上級、2時間)

文学の英語を聞いて、社会や文化についての知識を深めます。

テーマは[若草物語]。

 

【Let's Listen】

作品そのものを何度も聞き、あらすじから細部の表現まで理解します。

 

STEP1 通しで全体を聞く

STEP2 話を聞いて、テキストの選択式問題を解く。

STEP3 お話とは別の[抜粋]音声を聞き、テキストの空所補充

STEP4 スクリプトを見ながら聞いて細部の確認、理解。

STEP5 スクリプトを見ないでもう一度聞く。

 

【Explore More】

作品の英語解説を聞いて理解を深めます。

解説は、James Vardaman氏(早稲田大学名誉教授)。

 

STEP1 英文を見ないで作品解説を通しで聞く。

STEP2 作品解説の内容に対する設問(音声)に答える

STEP3 スクリプトを見ながら作品解説を聞く。

STEP4 日本語の解説を読んで作品の内容をより深く理解。

 

【Check & Narrate】

STEP1 作品の内容を思い出しながら、テキストの要約の空所補充

STEP2 作品の一部を朗読。感情を込めて。

 

 

シネマ試写室(上級、2時間)

映画の生の音声をじっくり聞き、セリフを音で理解します。

映画は[ユダヤ人を救った動物園~アントニーナが愛した命~]。

 

STEP1 テキストでリストアップされている重要表現をチェックしながら聞く。

STEP2 会話の概要を日本語でまとめる(テキストの空欄補充の形で)

STEP3 スクリプトを見ながら音声を聞き、空欄補充

STEP4 訳と語注を確認。

 

 

ケリーとボブのScreening Room Lounge

映画好きの二人のトークを聞きます。

カナダ出身・在日25年のKelly Haavaldsrudさんと、ニューヨーク出身・在日14年のBob Werleyさん。

これは特にワークはありません。

 

 

ディクテーションコンテスト

100語程度の会話を聞いて、書き取った英文を応募します。

成績優秀者は名前が発表されます。(氏名掲載希望者のみ)

 

 

マンスリーテストHEMHET

ヒアリング力の伸びを定期的に測るためのテストです。

TOEICリスニングパートに良く似ている、というかTOEICを意識して作られています。

26問、18分。

解答用紙も付属しているので、この解答用紙郵送か、オンラインでテスト提出できます。

 

HEMHETテスト

 

 

ヒアリングマラソン受講生コミュニティーサイト「クラス」

学習コーチに質問したり、受講生同士でアドバイスを交換したりできる場です。

どんな人が学習しているのか、ちょっと気になったときなどいろいろ情報が得られて面白いです。

 

ヒアリングマラソン「クラス」の画面

 

[memo_h4 style="1" color="orange"]イングリッシュジャーナルの学習内容[/memo_h4]

副教材「イングリッシュジャーナル」については、前述のとおり別記事でレビューします。

 

「ヒアリングマラソン」1ヶ月分の学習内容は以上になります。(2018年1月号)

「ヒアリングマラソン」といっても、書いたり話したりするワークが多いことは理解いただけたのではないでしょうか。

 

 

「1000時間ヒアリングマラソン」の評価

当サイトの独自視点で教材を評価します。

 

[check color="blue"]明確な教材コンセプトがあるか?[/check]

上質な英語を正攻法で(小細工なしで)学習するというコンセプトです。効果が怪しまれるメソッドなどは一切含まれていません。

「愚直」とさえ言えるストレートでオーソドックスな教材です。

 

[check color="blue"]学習効果が期待できるか?[/check]

リスニングだけでなくアウトプットもしながら理解を深めていく構成になっており、単に「聞くだけ」では得られない効果が期待できます。ひとつひとつのワークは、リピーティング、ディクテーション、シャドーイングといったオーソドックスな訓練であり、効果は実証済みです。

 

[check color="blue"]実践可能な内容か?[/check]

学習コンテンツ自体には実践不可能なものはありませんが、そもそもこの「ヒアリングマラソン」、受講開始レベルがTOEIC550点で、550点~730点の人を「初級レベル」と位置づけているので、一般的には「英語がかなり得意な人」を対象にした教材と言えるでしょう。

そのうえ、学習環境、学習時間、継続力、集中力など、学習者に求められる要件が非常にハイレベルです。何より環境の確保が一番の課題になります。

 

気になるところ/残念なところ

マンスリーテキスト用のCD音声は、レッスンのタイトルなどのアナウンスなどもなくいきなり会話やトークが始まるので、アナウンス付きの英会話教材になれている人は多少面食らうかもしれません。テキストに沿って学習する教材だし、アナウンス自体は学習対象ではないので極端に言えばこれでいいわけですが。

(学習者の発声が必要なところにはしっかりポーズが確保されています。)

 

総評

ヒアリングマラソンテキスト表紙

 

1000時間ヒアリングマラソン」の総合評価・・・A+評価(特に優れている教材)

 

名前は知っているけど内容は良く分からないなぁと思っていた「1000時間ヒアリングマラソン」でしたが、「映画やニュースを1000時間聞き流す教材」ではなく、「音声をともなう英語学習を1000時間こなす教材」でした。

 

もう少しエンターテインメント的な教材かと思ってましたが、題材にそういうものもあるというだけで、見てきたとおり学習内容は質・量ともにハードです。

 

特に、いろんな英会話教材を見てきた私が感じたのは、「書き込むワークが多い」ということでした。

 

英会話教材の場合は、スキマ時間を利用するとか勤通学時間を利用するとかそういった利便性が重視されるので、テキストを使わなくても学習できることをアピールしている教材もあります。

 

しかしこの「1000時間ヒアリングマラソン」は、逆です。

自宅の机で、テキストをしっかり開いて学習するのが大前提。

これってどうなんだろう?とちょっと考えてみました。

 

日本人の英語学習は、活字に重きを置きすぎているので、もっと音声中心の学習にする必要があるといわれるのは事実です。

しかし、受験英語のおかげで(?)、机に向かって書き込むワークをすることにあまり抵抗がないのも日本人の特徴です。

それならば、「机の上で」、「音声中心の学習」をみっちりやればいいじゃないか!

というアイデアが、この「ヒアリングマラソン」という形になったのかなー、と個人的には想像しています。

 

まったく受け入れられない学習スタイルの教材だったら、これほどまでの地位を築けなかったはずだし35年間続く英語教材になり得なかったはず。

ですから、やはり「お勉強」的な学習スタイルを支持する層が確実に存在するのでしょう。

 

さて内容のクオリティについては、なにも文句をつけるところがありません。

 

テキストの解説や語注も充実しています。

中/上級者向け教材といわれますが、どの学習コンテンツもいきなり難しいことをやらせるのではなく、ハードルの低いワークから始めて段階を踏んで実践的な力をつけていけるように親切に構成されているのが特徴です。

例えば、音声だけドンと与えて「全部聞いてディクテーション(書き取り)しろ!」というのではなく「空欄補充」の形にしたり(下の写真)、「シャドーイングしろ!」というのではなくて区切りごとのリピーティングをして英文を頭に入れてからシャドーイングに移るようにしたりといった部分です。

 

ヒアリングマラソンテキスト紙面

 

「1000時間ヒアリングマラソン」は、語学出版最大手であるアルク社のいわば「フラッグシップ教材」ですから、変なものを作ると会社が傾きかねない。そういうオトナの事情もあるので完成度は当然高いですね。

 

すごいなあと思ったのが、ノンネイティブの人の会話もリスニング教材にしているということ。

普通の英会話教材では、「ノンネイティブが英文を吹き込んでます」となると間違いなく叩かれますが、あえて多様なスピーカーのしゃべりを聴くパートを入れるというところに、アルクの絶対的な自信を感じました。

 

私自身は、ヒアリングマラソンという名前のせいでヒアリングばかりやるものだと思っていて、「そんなんじゃあんまり効果がないよな」と思っていたのですが、この内容ならヒアリング以外の英語力も確実に伸びます。音声素材を1000時間垂れ流しにしている教材ではないと分かったのでとても安心しました。

 

問題は、学習環境&時間を確保できるか、そしてこのハードな学習を継続するモチベーションがあるか、です。

「常にリアルな英語素材を使って学習したい」というこだわりのある人にオススメします。

 

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