この記事では、TOEICで980点取った後、990点を取るまでにやっていたことについて書きます。

(関連記事)

TOEIC980点取った話

980点取った後、見えてきた課題

 

前回の記事にも書いたとおり、私の苦手なパート2・パート4に対しては「対策」といえるものが特にないので、これまでどおり「精選模試リスニング」の音読をやっていたのみです。

 

一方、パート1、パート5については、「これもやっておいたほうが良さそう」と思うことがあったのでそれについて書いておきます。今回はパート1です。

パート1の「正解データベース」を強化する

パート1は、「その表現を知っているか知らないか」がすべて、と言っても過言ではありません。知ってさえいれば、消去法や勘・確率に頼らず確実に解答できます。リスニングパートではありますが、試されているのはリスニング力よりもむしろ語彙・表現のストック量です。

 

パート1では写真を見た瞬間に、その写真の光景と結びついたTOEICフレーズが頭に浮かんでくるのが理想です。木などが地面に影を落している光景を表現する「casting a shadow」などが典型です。

 

つまり、「光景」と「頻出表現」とを関連付けた「正解データベース」を脳内に構築することがもっとも有効な対策となります。

パート1特訓教材その1「新TOEIC TEST 990点攻略」

【CD2枚付】TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応 (Obunsha ELT Series)


本書はHUMMERこと濱崎潤之輔先生が、990点を本気で狙う人向けに作った教材です。

パート1対策として、正解データベースを作るための(TOEIC問題形式ではない)特訓メニューが用意されています。

Part 1 Training

写真を見てディクテーションするトレーニングなのですが、ディクテーションは時間がかかるので私はやりませんでした。

 

私がやったのは、写真を見て、

990点攻略のテキスト紙面

 

英文を見て、

990点攻略のテキスト紙面

 

英文(上の1問目なら、”Some baskets are mounted on a bicycle.")を音読をする、という練習です。

 

それと、写真なしで内容を思い浮かべながら英文を音読する練習もしました。字面だけを追って音読すると「正解データベース」へのアクセス能力が向上しないからです(音声が耳に入ってきても、頭を素通りしてしまって意味がつかめないということ)。

 

この「Training」、とても役に立つメニューだと思うのですが、写真が小さすぎるのがなんとも残念。1ページに18個は詰め込み過ぎでしょう(下の写真)。1ページに6個収まるぐらいの大きさにしてほしかったです。

990点攻略のテキスト紙面

Practice Test

こちらはTOEICパート1形式の練習問題です。こちらは写真が大きくて見やすいです。

990点攻略のテキスト紙面

 

英文スクリプトと解説もしっかり書かれています。

990点攻略のテキスト紙面

 

ここでも、やることは英文の音読です。

写真1個に対して英文が4つあるのですが、写真のないものは内容を想像しながら英文を音読する練習をしました。

Final Test

別冊で1回分の模試がついています。

990点攻略別冊模試のテキスト紙面

 

英文スクリプト・日本語訳・解説も当然あります。

990点攻略別冊模試の解説

 

これも上のPractice Testと同じく、英文をベタに音読しました。

パート1特訓教材その2「全問正解する新TOEIC TEST 990点対策」

全問正解する新TOEIC TEST990点対策


本書は超難問のみを集めた教材で、おそらく難易度はTOEIC教材中最高でしょう。正真正銘の鬼教材です。私は本書より難しい教材を見たことがありません。本書パート4なんてほんとに絶望的なぐらい解けません。990点取った今でも解けません...。

 

ただ、各パートとも難問ばかりではありますが、しっかり解説が書かれています。さすが加藤先生という感じです。

設問が解けなくても、解説を読んだ上で音読をすれば、上級者でもかなりステップアップできると思います。

 

さて当然パート1も難問ぞろいで、いきなり解いてみてもほとんど解けません。解けないものを何度も解こうとしても意味がありません(英語力は上がりません)。

 

ということで解けなくても気にせず、さっさと音読に移ることにしました。

Part 1 写真描写問題(教材本編の練習パート)

本書ではパート1については、以下のポイントを強化する問題が用意されています。

  • 「定番表現」をおさえる
  • 進行形の受動態を確実に聞き分ける
  • 風景描写を極める

 

問題としては本試験パート1と同じ形式の練習問題が用意されています。

写真を見て、

全問正解する990点対策のテキスト紙面

 

正解と解説を読んで、日本語訳を知った上で、

全問正解する990点対策のテキスト紙面

 

英文を音読しました。

実践模試200問

巻末には本試験と同じ構成(ただし2016年以前の旧形式)の模試がついています。

990点攻略模試の紙面

 

英文スクリプト・解説・日本語訳も当然完備。

全問正解する990点対策の実践模試の解説紙面

 

こちらもやっぱり英文を音読。

パート1特訓教材その3「新TOEICテスト BEYOND 990 超上級問題+プロの極意」

CD-ROM付 [新装版]TOEIC(R)テスト BEYOND 990 超上級問題 プロの極意


本書は「990点ではなく1200点とか1500点を目指すことによって990点を取る」というコンセプトで作られた教材です。

ヒロ前田先生、TEX加藤先生、ロス・タロック先生という超豪華著者陣!

 

すべてのパートにおいて洗練された難問が用意されていますが、当然パート1も受験者の苦手な「急所」的な問題を集めてあります。

練習問題

TOEIC形式の問題。

beyond990の練習問題

写真、正解、英文、日本文をすべて読んで英文を音読(4問しかありませんが・・・)。

 

解説も上級者向けというか、マニアックです。「英語力と関係ないじゃん」と思う人もいるかもしれません。まぁ超上級を狙う人が対象だから、当たり前の解説を書いても仕方がないですね。

beyond990の練習問題解説

トレーニングMENU1

ここは受身の進行形と現在完了形を聞き分ける練習。TOEIC形式から少し外れていて、1つの写真に対して6つの英文が読まれ、正しいものをすべて(一つとは限らない)選ぶ問題になっています。

beyond990のトレーニング問題

 

ここはどちらかというと「リスニング力」に重点が置かれていることもあり、なんだか面倒くさいのでパスしました。

高所トレーニングMENU2

ここはパート1で重要かつ受験者になじみのない表現を学んで「正解データベース」を強化するパートです。やはり1つの写真で選択肢6つあり、正しいものをすべて選ぶ問題になっています。

beyond990のトレーニングの問題

 

ここは重要表現が多く含まれているのでパスせず音読をしました。

beyond990のトレーニングの解説

実践問題

ここはTOEIC本試験準拠形式。

beyond990のミニ模試の問題

 

英文スクリプト・日本語訳・解説も完備。

beyond990の実践問題解説

 

ここもやはり音読。ちなみに上の写真でマークしている「propped up against ~」は「受験者に馴染みのないTOEIC重要表現」です。

ミニ模試

本書巻末には本試験の4分の1サイズ(50問)のミニ模試が掲載されています。

beyond990のミニ模試問題

 

英文スクリプト・日本語訳・解説。

beyond990ミニ模試の解説

 

ここも各英文を、内容を想像しながら音読しました。

 

言うのは簡単ですが、「内容を想像しながら」音読するのはけっこう負荷が大きいです。不正解の選択肢だと写真がないので、英文・日本文からイメージがわかないものはインターネットで画像検索をしたりして、できるだけ言葉とイメージとが結びつくようにするのが理想です(面倒ですが・・・)。

パート1特訓教材その4「新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル」

TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)


980点取ったときの試験のパート1で「stool」が出題されて慌てたこと、そしてその「stool」が本書に載っていたことは以前、記事に書きました

パート1・2特急の解説

これも音読するつもりで、重要単語・表現にマーキングまではしたのですが、上記3教材を優先していたのであまり音読する時間が取れませんでした。

パート1は試験全体の流れを左右する

10月の試験から11月の試験まであまり期間はなかったのですが、上記のとおり上級者向け教材をかき集めて、パート1の音読をやりました。

 

パート1対策にはあまり学習時間を投入したくない(というか「いっさい投入しない」)受験者が多いと思います。しかし上記の教材で取り上げられている問題は、信頼できる講師・教材著者が「出題される可能性がある」と判断した問題ですから、対策しておくに越したことはありません。

 

また、「自信」も重要なファクターです。

「なじみのない語彙(表現)が出題されたらどうしよう・・・」

というのと、

「出題されても、自分は準備をしてきたんだから対応できるはず」

というのとでは、心理的余裕に大きな差が生じます。心理的な余裕の有無が、難問題以外も含めたテスト全体の出来に影響します。

 

次回はパート5対策について書きます。

関連キーワード
音読と暗唱の関連記事
  • Simple English Magic 81教材セット
    Simple English / Magic 81で実践する暗唱トレーニング(6)
  • Simple English Magic 81教材セット
    Simple English / Magic 81で実践する暗唱トレーニング(5)
  • 瞬間英作文トレーニング教材内容
    中学英語を実用レベルで完成させたいなら「瞬間英作文」をすべき
  • Simple English Magic 81教材セット
    Simple English / Magic 81で実践する暗唱トレーニング(4)
  • Simple English Magic 81教材セット
    Simple English / magic 81で実践する暗唱トレーニング(3)
  • Simple English Magic 81教材セット
    Simple English / Magic 81で実践する暗唱トレーニング(2)
おすすめの記事
英会話を始める前に全体像を考えてみる
教材の選び方
英会話を始めたいと思って、教材はどれがいい?スクールはどこがいい?とみんな迷ってネットで検索したりするわけですが(この記事を読んでくれている...
今さらながら「只管朗読」
音読と暗唱
英会話もTOEICも、基本的にあるレベルまでは「独習」すべきです。というか、「独習」するしかありません。初級~中級者にとっては、時間が許す限...