音読でTOEIC970点に到達した後も、同じ教材でリスニングパートの音読を続けています。
「TOEIC新形式精選模試リスニング」の模試5回分、全パートで25回の音読を終えたところです。
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この教材では模試1回分に、下記の音読素材が含まれます。
パート1:6センテンス(正解のみ)
パート2:会話 1往復×25問(正解のみ)
パート3:会話 13ユニット
パート4:トーク 10ユニット
これを5回分やっているので、TOEICで出題されるパターンはだいたい網羅できているんじゃないかなと思います。
「もっといろんな問題にあたらないとダメなのでは?」という不安を感じることもしばしばですが、「反復」に意味があると信じて、他の教材には手を出さないようにしています。
・・・焦りや先で文句に惹かれて、次から次へといろいろな教材に手をつけはしたが、どれも中途半端で、結局何も身につかなかったという例は、文字通り掃いて捨てるほどあるのです。私自身の経験でも、また周囲の人を観察しても、基礎作りの段階では、教材に関して禁欲的な人が成功する確率が高いのです。
「国弘流 英語の話しかた」(国弘正雄著、たちばな出版)
25回終えた時点で
「20回ぐらい読むころには自然に会話文を暗記しているかなー」とぼんやり考えていましたが、25回でもまだ暗記は起こっていません。
まぁ、語彙の獲得が目的であって、英文全体を暗記するために音読しているわけではないので、暗記できていたらラッキー、できていなくても別にいいという感じです。
リスニングパート、特にパート3・4の音読は、[パート5に比べれば]苦にならずに続けることができています。
やはり少しでも文脈のあるもののほうが、音読に取り組みやすいですね。
最初の10回ぐらいはなかなかスムーズに音読できなくてかなりイライラしていましたが、15回ぐらい以降はある程度滑らかになってきたと感じています。
架空の固有名詞がどんどん蓄積されていく
どうでもいいのですが、音読した後、架空の固有名詞が頭の中でこだましていることが多いです。
地下鉄駅に行く途中の「YBC銀行」、
カリスマコンピューター講師「Barbara Gilliamさん」、
便利な靴通販サイト「Steppers.com」、
歯医者「Freemont先生」、
巨大企業「Soniba Electronics」
...
TOEIC問題作成者も、実際にありそうな名前を考えるのが大変なんじゃないでしょうか。
かといって、星新一の小説みたいに「N氏」とかにすると、リスニングが難しくなるのかもしれません。
受験者側としては、わかりやすい名前にしてほしいですね。
音読の効果はリスニングに現れる
再生速度変更可能なウォークマンに音読素材の音源を入れて、音読の合間に高速リスニングをしているのですが、繰り返し音読した素材なら1.7倍ぐらいの速度でも聴き取れます。
1倍(元の速度)で聴くと、「ネイティブのナレーターは、このスピードでしゃべるの大変だったんじゃないかな?」と感じるぐらいにゆっくり聞こえます。
本当です。
この「反復音読&高速リスニング」学習法は非常に効果が感じやすいのでおすすめです。
ただし「高速リスニング」だけではこの効果は得られません。
音読を通して語彙を身体に内在化させる過程が必須です。
前回のTOEIC受験の前には、音読はやっていましたが「高速リスニング」はやっていなかったので、次の受験ではだいぶ余裕を持ってリスニングパートに臨めるのではないかと期待しています。