超音読英語勉強法の表紙

 

音読でTOEIC970点到達した件の関連記事です。今回も音読の効果について書きます。

 

英文をただ音読することで、英語の構文、語彙等を身体に内在化させる効果が得られる点については以前から書いてきました。

 

音読を別の面から考えてみると、「日本語を介さない時間を脳に与える」という作用があります。

 

音読中、英文のテキストを見て、日本語に直したりせずそのまま声に出している限りは、英語のみによって情報を処理しているわけですから、思考過程から日本語を排除しているといえます。

音読とスピーキング力

一つの仮説ですが、音読あるいは他の音声系トレーニングの累積時間が、なんらかのしきい値を超えたとき、突然「英語が話せるようになる」という現象が起こるのではないでしょうか?

 

「『超音読』英語勉強法」の著者・野島裕明氏は、海外経験がほとんどないにも関わらず、独力で学習して英語を話せるようになり、TOEIC満点、英検1級を取得したそうです。

「超音読」英語勉強法

大学2年生だった当時、一人暮らしをしていた私は毎日1時間ほど台所に立って音読をしていました。台所は声が響くので気持ちよく音読できましたし、怠けて座り込むことができませんから勉強には最適の場所でした。

 

音読で使っていた教材は、当時とても好きだった"About a Boy"(ニック・ホーンビィ著)というペーパーバックです。278ページある本なのですが、何度も何度も徹底的に読み返し、半年で合計2942ページ音読した記録が残っています(1つの章を音読するたびに「正」の字を本に書き込んでいきました)。

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大学3年生のときのことです。早朝に1人でぶらりと学校の周りを散歩していたときに、ふとなぜだか英語を話してみたくなって英語で独り言を言ってみたら、自分でも驚くほど言いたいことがスラスラと出てきて感動した、という記憶があります。

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その秘密はやはり音読にあると私は確信しています。膨大な量の音読をこなしたことが、知らず知らずのうちにスピーキング力の下地を作ってくれていたのだと思います。英語が突然話せるようになった時期を考えてみても、前述の”About a Boy"の2942ページの音読を終えたあたりでした。

「『超音読』英語勉強法」より抜粋(一部省略)

「英語を話せるようになるには、英語を使わないと生活できない環境に身を投じるのがいちばん」という人もいます。

しかし別に海外に行ったりしなくても、英文を音読し、日本語を排除して英語のみで思考する時間を多く経験することで、英語圏にいるのと同様の環境を再現できるような気がします。

もちろん本人の集中力、コミットメントが大事ですが。

 

瞬間英作文のような日本語と英語を行ったりきたりするトレーニングはスピーキング力向上にもっとも効果があるといわれますが、音読により思考過程から日本語を排除する時間をたっぷりと脳に与えることが、[英語回路の最終起動スイッチ]になるのかもしれません。

いろんな英語学習、トレーニングによって構築された神経回路が、「日本語断ち」により活性化される......みたいなイメージで。

 

英会話スクールに行ってネイティブ講師と会話していても、頭の中で日本語で考えていては、[英語回路スイッチ]は入らないのかもしれませんね。

家でじっくり音読するほうが、[スイッチ]が偶然入る可能性が高くなるのではないでしょうか。

 

ちなみに私自身は、まだ「突然英語が話せるようになった」という感動を味わったことがありません。

でも音読を続けていればいつか経験するかも、と期待しています。

 

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