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音読中心の学習法でTOEIC970点に到達した話に関連した記事を今回も書きます。

 

TOEICの教材の多くは、「はじめに」などの部分に、音読やシャドーイングもやってください、と書かれているものです。

具体的な手順や注意点が解説されている場合もあります。

 

しかしおそらく、そういった音読・シャドーイングなどの「声を出す練習」を実践する人は割合として多くないんだろうなーと想像します。

以前は自分も実践しない側でした。

「推奨されていると知っていても音読を実践しない人」の心理を想像してみます。

1.声を出すのが純粋にイヤだ。面倒くさい。

2.下積み的なことを避けて要領よくスコアアップしたい。

3.音読の効果を信じないわけではないが、問題を解かないでいることに心理的抵抗がある。

4.音読をしたいけど音読できる環境がない。

 

こんなところでしょうか。

上のそれぞれのケースについて、「こんなふうに考えてみては?」と思うところを書いてみました。

1.声を出すのが純粋にイヤだ。面倒くさい。

実は音読をやっている人も、全員が楽しくてやっているわけではないのです。

 

私も音読をちょっとやると「疲れた、休もう」と思ってしまいます。

それでも音読を続けているのは、問題を解くだけではTOEICスコアが上がらないことを知っているからです。

私の場合はスコアアップという実利が得られたことも大きいです。

 

「イヤだ、面倒くさい」への対策としては、音読の効能が書かれたいろんな本を読んで、「必ず効果が出る!」と自分に言い聞かせることですね。

 

また、音読に限らず、単調で退屈なトレーニングを繰り返すことで成功した人の話を読んでモチベーションを維持するのも良いと思います。

学習ノウハウ本や自己啓発本を読むのも良いでしょう。

 

例えば下記はイチロー選手についての話。

●プラスチックの箱にはだいたい百八十個のボールが入る。その箱から白球をピッチングマシンに詰める。打つ。拾い集める。マシンを占領して、これを一人で五度も六度も繰り返す。ティー打撃やフリー打撃を含む、通常の練習を終えてからのことである。

近鉄から移籍した大島があきれる。「あれだけ打つには相当の集中力がいる。ニ箱までは打てるけれど、その先はね。彼が何を考えながら売っているのか、僕らでは計り知れない。」(吉田誠一「キャンプひと模様」『日経新聞』一九九六年ニ月十日付)

国弘流 英語の話し方」より引用

 

2.下積み的なことを避けて要領よくスコアアップしたい。

英語に限らず外国語学習において、下積み的なトレーニングは避けられません。

同時通訳者など非常に高い英語力をすでに持っている人も、スキルの維持のために地道なトレーニングを欠かさないようです。

 

TOEICはもともと英語力を非常に正確に測れる試験といわれていましたが、2016年の新形式導入以後、いっそう本質的な英語力が求められるようになりました。

付け焼刃のテクニックだけでは、スコアはすぐに頭打ちになります。

 

以前はTOEIC本試験を反映していない残念な教材がありましたが、現在は良質な問題集が多く、情報も豊富なので、評価の低い教材は淘汰されています。

したがって的外れな問題をたくさん解くような「要領の悪い」学習になること自体が起こりにくいです。

 

もし今あなたが、まともな教材を使って学習していてもスコアが上がっていないなら、一度仕切り直して、音読をやってみてはいかがでしょう。

効果の上がらない学習を続けることのほうが「要領の悪い」方法なのでは?

3.音読の効果を信じないわけではないが、問題を解かないでいることに心理的抵抗がある。

常に問題を解いていないと気持ち悪いという人もきっといるでしょう。

 

しかし、スコアアップが目的で学習をするわけですよね。

音読によってスコアが上がるなら、音読をやっている間、問題を解かなくても罪悪感を感じる必要はないですよね?

とにかく一定期間音読をやって、効果を体感してみることです。

 

TOEICパート3・4の会話/トークを、1つでいいので30~50回音読したあと、リスニングしてみてください。

1.5倍程度のスピードで聴いても、細部まで聞き取れるようになります。

正答率も当然、上がるはずです。

 

そして音読トレーニングと、通常の(設問を解く)学習を並行していけば良いでしょう。

4.音読をしたいけど音読できる環境がない。

TOEICスコアは当然のこと、英語力を継続的に上達させていきたいなら、音読できる環境があることはもっとも重要です。

 

音読するのを家族に聞かれるのが嫌な場合は、早起きして家族に聞こえないところで読む等、ちょっと大変かもしれませんが、できなくはないはずです。

私も一時期、早朝に洗い物をしながらTOEICのパート3・4会話文をシャドーイングしたり、「ビジネス英語 話す筋トレ」をやったりしていました。

 

家族にうるさがられる場合、「英語上達完全マップ」や「英会話ぜったい音読」などを見せて、音読が英語上達に欠かせないことを説明するのも手ですね。

 

あなたが勤めている会社でTOEICスコアに対する褒賞制度があるなら、「英語学習がお金(昇進)につながる、だから音読をするんだ」というロジックで家族に話を通すことができるでしょう。

 

上のように、音読を実践できない理由が、本当に外部環境にある場合は、案外打つ手はあると思います。

むしろ危険なのは、本当は自分が面倒くさいからやりたくないだけなのに、環境を言い訳にして、中途半端な学習をしているケースです。

 

「スコアアップには音読が必須だが、家では家族に嫌がられるので音読ができない。だからスコアが上がらなくても仕方ない。」

と、[やらない理由]を巧妙に作りあげて、現状に甘んじてしまうことです。

 

この場合はむしろ音読のことは忘れて、さっさと他の手段を実践しましょう。

音読以外にも、稼動系トレーニング(設問を解く以外の学習)はあります。

 

・サイレントシャドーイング

口パクのシャドーイング。

私はやったことがありませんが。

 

・ディクテーション

英文を聞いて書き取る。

 

・ひたすら英文を書き写す「只管筆写」

「只管朗読」とともに国弘正雄さんが実践していたもの。

英会話ぜったい音読」で解説されています。

 

音読の話はまだまだ続きますが今回はここまで。

 

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