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今さらながら「只管朗読」


英会話もTOEICも、基本的にあるレベルまでは「独習」すべきです。

 

というか、「独習」するしかありません。初級~中級者にとっては、時間が許す限り音読や暗唱を繰り返すことで、文法、構文、語彙を内在化させていくことが唯一の上達方法です。

 

まったく準備が出来ていない段階で英会話スクールやオンライン英会話に手を出すのは時間と金のムダ、というスタンスを私は取っています。このブログではスクールやオンラインはおすすめしません。

 

森沢洋介さんも実践した「只管朗読」

このブログでも何度も紹介している「瞬間英作文」シリーズの森沢洋介さんは、日本で、独習で英語を習得することに半生を費やした人です。

 

英会話ノウハウを語る人・本は多いですが、森沢さんの「英語上達完全マップ」は、「独学で、留学なしで」英語を身に付ける方法をもっとも体系的に解説してくれている本と思います。

 

さてその森沢さんのメソッドですが、「瞬間英作文」(暗唱)とともに、「音読パッケージ」が柱になっていることは周知のとおりです。

 

森沢氏は「英語上達完全マップ」の中で次のように書いています。

私自身が音読を本格的に開始したのは、国弘正雄氏の著書で「只管朗読」を知ってからです。氏の教え通り、私は中学生のテキストで音読にとりかかったのですが、回数についても本に書かれていたとおり1冊500回を忠実に守り、100回×5のサイクル法で行いました。実際、この中学テキストの音読で私は本格的トレーニングの好スタートを切ることができました。

(p.75)

ここでちょっと考えてみてください。

 

英語に対する非常に高いモチベーションを持っていたとしても、中学教科書を500回音読するというのは、なかなか誰でも実践できることではありません。

 

なぜ、森沢さんは実践できたのか?

 

それは・・・「国弘氏の著書に説得力があった」から、そして「音読の効果を感じられた」からと私は推測しました。

 

「同時通訳の神様」

そんなわけで、国弘氏の著書にはどんなことが書いてあるのかな~とぼんやり気になっていたところ、思いがけず書店で見つけたので購入しました。

 

「國弘流英語の話しかた」

國弘 正雄 著

たちばな出版

平成11年12月25日 初版第1刷発行

 

國弘流英語の話しかた

國弘 正雄氏は「同時通訳の神様」と呼ばれた人で、「ぜったい・音読」シリーズの著者としても知られています。

 

國弘氏を「神様」たらしめた英語学習メソッドこそが「只管朗読」=音読の大量反復というわけです。

 

森沢さんが読んだのがこの「國弘流英語の話しかた」かどうかはわかりません(おそらく別の本)が、少なくともこの本にも音読の話がたっぷり書いてあります。

 

ためになる箇所が多いのでポストイット使いまくってます↓

 

国弘流英語の話し方

 

音読以外にも、英語学習のためのマインド論/ノウハウが書かれており、非常に内容の濃い著書なので、今後この本の内容をネタにして記事を書いていきたいと思います。

 

今回はとりあえず、著書の中で印象に残っている箇所を紹介しておきます。

日本語を習っているアメリカ人が、その教科書を見せて、

 

(1)私は、この日本語の本をひっくり返さずに読めます。

(2)私はこの本を読んでいるとき、英語に訳したりはしておりません。

(3)あなたがこの本を普通のスピードで音読しても、私はちゃんと理解できます。

(4)私の日本語の音読は、無理なくあなたに通じます。

 

などと言っても「何を当たり前のことを言うか、日本語を勉強しているなら、それくらいできて当然だろうが」という感想でしょう。

 

ところが、いったん立場が逆転すると、事態はかなり深刻です。日本の大学生で、中学の英語の教科書について、先の条件を満たせると宣言できる人はかなりの少数派です。中学生を対象にしたら、惨憺たる状態でしょう。失礼ながら、英語の先生方の中にも条件を満たせぬ人がおられるでしょう。

 

英語を学ぼうとする人々が、まずは中学の教科書レベルで、上の条件をクリアーできるように頑張る。こうしたことが常識になっておれば、私が三十年も只管朗読、只管朗読と言いつづける必要などありませんでした。

(p.37、一部変更)

確かに、自分の学生のときのことを考えてみると、上記のように音読する(&音読されたものを理解する)スキルを同級生がみんな持っていたかというと、多分持ってなかったと思いますね。

 

逆にいえば、音読に焦点を当てることで、英語力が飛躍的に伸びることも期待できるわけで、私も「音読」を愚直に実践することに、今さらながら興味がわいてきました。

 

そんなわけで、今後「音読」について、私自身も実践しながら、書いていきたいと思います。

 

 

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