現在私は、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」を実践しています。
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森沢洋介氏の教材を使った「瞬間英作文トレーニング」は、第1~第3の3つのステージから構成されていて、各ステージはざっくり次のような内容になります。
- 第1ステージ:与えられた文法項目ごとに英作文の練習をする。文法項目一つ一つを習得する基礎固めのステージ。単語は、ばかばかしいほど簡単な単語のみに制限する。
- 第2ステージ:さまざまな文法項目がランダムに現れる。必要な構文(文型)を素早く選んで文を構成する応用のステージ。単語の制限は第1ステージ同様。
- 第3ステージ:第1、第2ステージで設けられていた語彙・表現についての制限を取り払い、あらゆる文を素材として英作文をする発展のステージ。
私が取り組んでいる「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は、上記の第1ステージ教材と位置づけられています。
暗記しようと思わなくても暗記してしまう?
本書は、さらにPart1~Part3に分かれており、それぞれ以下のようになっています。
- Part1:中学1年レベル、文法項目数 23、例文数 230
- Part2:中学2年レベル、文法項目数 34、例文数 340
- Part3:中学3年レベル、文法項目数 22、例文数 220
本書全体で790例文を練習することになります。
現時点で私はPart1を10サイクルし、いちおう完了したことにしてPart2に取り組んでいます。
ここまでやって感じたこととして、10回程度サイクルを回すと、例文を覚えてしまうということです。
瞬間英作文トレーニングは、日本文を見てその場で英文を組み立てるトレーニングであって、覚えているものを記憶から引き出すトレーニングではありません。
しかし、覚えようとしなくても覚えてしまうのです。これはちょっと予想外でした。
このことの喜ばしい側面としてはもちろん、「暗記」は自分が思っているよりもカンタンかもしれない、ということです。
一方、ちょっとどうだろうな、と思うのは、「脳は、ラクなほうを選んでいるのではないか?」という気がしていることです。
例えば、短い文なら、毎回「作る」よりも「丸暗記したものを再度読み出す」ほうが負荷が少ないから、まるっと覚えてしまう、とかそういうメカニズムが働いているのではないかと。
このままトレーニングをつづけていったときに、この「脳がラクな道を選んだせいで起こる暗記(?)」が、英会話力の向上にどう影響するのか、現時点ではわかりません。
が、第2ステージ以降の応用トレーニングの中でしっかりと「英文を作る力」が養成されると期待して、あまり気にせずこのままトレーニングを続けていきます。