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スピークナチュラルと24Days Englishの比較


初心者向けとして有名な2つの英会話教材「スピークナチュラル」(池田和弘さん)と「24Days English」(島田勝弘さん)を比較してみました。

 

スピークナチュラル-24days

 

どちらの英語教材も私が実際に購入し、中身を確認して比較レビューしました。

いずれも人気のある英会話教材ですが、初心者対応といえども教材の内容はかなり異なっているので、購入を考えている人は本記事を参考していただき自分に合うものを選ぶのが良いと思います。

※「スピークナチュラル」は、2016年にリニューアルされました。

本記事は旧商品の内容に即して書いたものです。

新製品については、教材のコンセプト・メソッドは旧商品のままで、「スピークナチュラル スタンダード」と「スピークナチュラル 海外旅行」の2製品がラインナップされています。またレッスン構成の見直し等を行い、テキストやCDが全面的に刷新されているようです。

商品詳細については公式サイトでご確認ください。

 

 

では、共通点から見ていきます。

 

2つの教材の共通点

・どちらの教材も、日本語を話せる人が英語を学ぶには?という観点で開発された学習方法である
・単語数の少ない、短い文で会話する(ネイティブのように流ちょうに話すことを目標としない)
・聞き流し教材ではない

 

共通点はこんな感じだと思います。

どちらの教材も日常英会話程度を想定して、初心者でも学習していける方法を追い求めているのだと思いますが、アプローチの仕方がだいぶ異なっているので、以下に違いを見ていきます。

 

教材の目標レベル、対象者

・完全初心者含む初心者が対象
・24Days Englishの目標レベルは、日常会話で困らない程度に話せるようになること。
・スピークナチュラルは、「こうすれば英語が話せるんだ」という実感を得るのが目標。

 

共通しているのは、ネイティブあるいは通訳など専門家並に話せるレベルを目指すのではないこと、TOEIC・英検のための教材ではないことです。
それと当然なのですがいずれも日本人向けの教材です。この「日本人」というのが重要です。

 

教材コンセプト

■24Days English
24Days Englishでは、多くの日本人が英語を話せるようにならないのは、日本語と英語の文の構造の違い(特に語順の違い)によるところが大きいという事実を再認識します。(文法面からのアプローチ)
つまり「誰々が何をする」あるいは「誰々が○○である」というもっともシンプルな内容であっても、日本語と英語とで語順が異なるため、とっさに英語で言えないということです。
ということは、極力シンプルな内容の文を瞬間的に英語に直す練習をすれば、英会話スキルが劇的に進歩する可能性があるということでもあります。
24Days Englishではこのような考え方が基本コンセプトになっていますので若干、文法的な解説を取り入れた教材になっています。
あまりリスニングや発音にウェイトを置いていないとも言えます。

 

■スピークナチュラル
スピークナチュラルでは、言語は「意味」と「音声」から成り立つのであり、文法はあとから創作したものだという考え方をします。
ですので、文法ありきで学習をはじめるのではなく、英語を「聞き取る」ことと、「聞き取ったものをまねて発音する」という音声面からのアプローチで学習していきます。
また、日本人の頭の中にはすでに「日本語」がしっかりと入り込んでいるため日本語を介さずに思考したり会話するということができないという点を考慮し、日本語を有効活用して英語を学ぶのが適切な学習方法であるという思想です。

 

どちらの教材も教材としてのコンセプトの部分は明確に説明されており納得できるのですが、実は狙っているものが違います。24Days Englishは英語回路(英語脳)強化が目的であり、スピードが重要視されますがリスニング、発音にはあまりフォーカスしません。

一方スピークナチュラルは英語の発音、イントネーション、リズムを耳と口で体得することが目的で、一語一語確実に聴き取り、真似をして発声することに主眼を置きます。スピードは重視しません。

 

24Days Englishよりもスピークナチュラルのほうがより「初心者向け」です。

続いて、教材の学習メソッドについて比較します。

 

メソッド、学習方法

■24Days English
・ロコモーティブメソッド
これは、「誰々が何々をした」という、文の核となる部分を列車の先頭の機関車に見立てて、まずその文を話せるように重点的にトレーニングする方法です。

 

例えば、

「昨夜のパーティ、すごく楽しかった!」

を英語に直してみて、といわれたとき、

「Last night」や「party」ではなく「I」がサッと出てくるように訓練するということです。

(I had a lot of fun at the party last night.)

 

実際のトレーニングとしては、「誰々が何々をした」という短い文を話す練習をたくさんこなし、英語脳を鍛えぬく訓練をします。これが瞬間的にできるようになれば、もっと長い文も言えるようになってきます。

 

■スピークナチュラル
・超スローリスニング
文を単語ごとに区切って、ゆっくり読む音声をリスニングします。一語一語しっかり聞き取ると同時に、文としてのイントネーションもつかんでいきます。
・日本語→英語の順の音声
日本人の頭の中では日本語と「リアルな体験」とが結びついています。そこで日本語を聞いて、頭に浮かんだイメージに英語を注ぐことを繰り返します。これにより、何か考えが浮かんだときに自然と英語が出てくるようになります。
・マイクロ会話
AさんがしゃべってBさんが答えるという会話の最小単位「マイクロ会話」で学習をしていきます。長いダイアログを題材にするのではなくこのマイクロ会話で学習することにより、次々と自在に会話を続けられるようになります。

 

どちらの教材もコンセプトはしっかりしたものです。ただし前項にも書いたとおり、狙い(強化しようとしている英語能力)が異なるのでメソッドも異なります。

 

学習内容

■24Days English
実践部分のみ説明すると、日常会話でよく出るフレーズを使って「誰々が何をした(しましたか?)」日本語文をできるだけ速く英訳する練習をします。
一日のレッスンで一つのフレーズについて会話例と練習用センテンスが与えられるので、テキスト音読、CD聞き取り、シャドーイング、日本文英訳などの練習を通して、疑問文、肯定文、否定文などに即座に直せるようになるまで練習します。
頻出フレーズのさまざまな用法を覚えることと、瞬間英作文の練習を同時にこなすような感じです
基本的にはこのレッスンを24日分やります。
その後の第3章では、自分のことについて英語で話したり、テキストのイラストを見て英文を作ったりする応用的な練習をします。応用とはいっても模範解答例が示されているので、何を練習すればいいかわからなくて困ることはありません。

■スピークナチュラル
A~Dの4つのメイン話題とE、F2つのサブ話題に、それぞれ約40程度のマイクロ会話が収録されています。
CDの超スローリスニングを聞き、そのフレーズでリピート練習、シャドーイングをしていきます。
途中、瞬間通訳練習(日本文を英文に直す)や、会話練習(Aさんのセリフに対してBさんのセリフを答える)で学習効果を確認できます。
話題Dには初歩的な発音トレーニングもあり、発音について学べます。
話題AからDについては、メインCDとは異なる返事の仕方や語彙のバリエーションを収録した「パターン演習」CDがあるので、表現力の幅を増やす練習ができます。

 

教材のクオリティ、使いやすさ

■テキスト

テキストはどちらの教材もコンパクトサイズで持ち運びには良いです。読みやすさについても特に問題はありません。
スピークナチュラルは黒赤2色印刷で、見やすさに配慮していると思われます。
24Days Englishは、オリジナルキャラクターが出てきて解説をしたり、コラム(読み物)があるなど楽しく学習できるように工夫されています。

■CD
24Days EnglishのCDは、音質などについて大きな問題はないのですが、英語音声の後の空白時間がないのでリピート練習がしにくいです。リピート練習しようとすると次の音声が始まってしまうのでやりにくいです(気にならない人もいるかもしれませんが)。
また常に英語→日本語の順で音声が流れるので日本文を聞いて英訳する練習がCDではできません。
CDは発音やイントネーションを確認するためのものと割り切るのがよさそうです。
一方スピークナチュラルのCDは、英語音声の後に空白時間が確保されているのでリピート練習がしやすいです。
瞬間通訳練習というレッスンで、日本語を聞いて英語に直す練習ができます。
また日本語と英語を一人のバイリンガル男性が読んでいます。これは意外と他の教材にはない手法で、新鮮な感じがします。

このように、CDについてはスピークナチュラルのほうが学習者に優しいです。

 

取り組みやすさ、続けやすさ

24Days Englishは、CDに沿ってリスニングやスピーキングの練習をするというより、テキストを見て自分で必要なだけ練習を繰り返すスタイルになります。
良い面もありますが、CD付の教材ならCDに沿って学習できるようにして欲しいところです。
学習自体はボリュームも少ないので最後まで続けるのは難しくないと思いますが、自分で練習し自分で学習効果をチェックするモチベーションと自己管理能力が必要です。
またサポートは有効期間が教材到着後30日間と短めなので、ないよりは良いのですが少しさびしい感じもします。

スピークナチュラルは、CDに沿ってマイクロ会話を練習していけば良いし、途中で学習効果を確認するレッスンが織り込まれているので、あれこれ考えずに取り組むことができます。
ひたすらマイクロ会話をやるだけなので単調に感じることがあるかもしれませんが、サポートとして電話レッスンも提供されているので気分転換に受けてみることもできます。(1ヶ月に2回まで、10分程度。1年間有効)

 

続けやすさについて、学習ボリュームについてはこの2教材は対照的です。
24Days Englishはその名のとおり24日間+応用レッスン分ですが、スピークナチュラルは標準ペースで全部やろうとすると9ヶ月くらいかかります。
(※個人のペースで進められるので、必ず9ヶ月かけないといけないわけではありません)

気長にやっていくタイプか、短期集中型か、自分の性格を考えてみることが必要かもしれません。

 

まとめ。おすすめはスピークナチュラル

完全初心者対応と言われている人気の2教材を比較してきました。
24Days Englishも確かに初心者向け教材なのですが、リスニングや発音(音読)ができていることが前提の内容になっています。

本当に初心者の自覚のある人は、まず英語をしっかり聞き取るところから始められる「スピークナチュラル」をおすすめします。

 

スピークナチュラル 公式サイトへ

 

 

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