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Simple English / Magic 81のレビュー


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英語教材レビューブログ-英語ッシュ運営者のひろしです。

この記事では、英語教材「Simple English / Magic 81」の購入レビューを書いています。教材が気になっている方は参考に読んでみてください。

 

教材開発者・酒井一郎さんとは?

慶応義塾大学商学部卒業。

米国シンプソン大学アメリカ研究科卒業。

 

英会話スクールWENSday(東京吉祥寺)にて、1984年2月から5,200人を超える受講生を直接指導。

独自の英語トレーニングメソッドを作りだし、2001年10月に出版した著書によってSimple Englishを日本で初めて提唱。

 

著書19冊(韓国・台湾で4冊翻訳)、実部42万部。

酒井氏執筆の著書、学習テキストは法政大学、東京理科大学、明星大学、日大文理学部、NHKカルチャーセンター、日商岩井、服部調理師専門学校などで多数採用。

元英検面接委員(19年間)。

 

Simple English / Magic 81 教材概要

Simple English / Magic 81は、

 

「基本的な単語を使いこなせれば日常会話はできます。使わない単語・表現を覚えるのをバッサリやめて、基本単語の使い回しを徹底しましょう」

 

というコンセプトのスピーキング教材です。

 

教材を注文すると、「レターパック」で送られてきます。

注文して3日で届きました。外出している間でも自宅ポストに投函されるのでラクです。

 

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教材の内容は、テキスト176ページとCD2枚で全部です。

 

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教材の量は多くはありません。

テキスト本文に書かれているのですが、「余計なことは一切やらない」というコンセプトのもと、ボリュームが絞られています。

 

テキスト

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テキストはB5版、176ページです。

モノクロですが、文字は大きめで体裁も整っていて、読みやすい仕上がりになっています。 169ページまでが教材本編、残りは特典です。

 

CD

2枚付き。

テキストに出てくる順に、例文が収録されています。

リピーティング(文を聴いた後、繰り返す)、シャドーイング(CD音声より少し遅れて繰り返す)等の練習ができます。

 

ネイティブナレーターが音声を吹き込んでいますが、読み上げ速度はかなりゆっくり(TOEICよりだいぶ遅いぐらい)なので初心者でも聴き取りに困ることはないでしょう。

 

特典

  • 特典1 世界一やさしく分かりやすい冠詞の説明
  • 特典2 前置詞/副詞をイメージイラストで(以上、テキスト巻末に収録)
  • メールサポート特典:購入後1年以内、最初の質問メールから30日間有効。
  • 購入者限定メンバーズサイト

 

教材内容の解説

テキストは大きく分けて3部構成になっています。

 

・Simple Englishの理論

・重要な単語の運用術と例文

・Magic 81センテンス

 

それぞれについて概要を見ていきます。

 

Simple Englishの理論

Simple English第1章

 

第1章~第9章(テキスト前半79ページ)までは、理論部分です。

 

理論といっても、英語の理論ではなく、Simple English / Magic 81の学習法がなぜ有効なのかを説明するものです。

英文法の解説や具体的なレッスンなどはありません。

もちろん日本語で書かれています。

 

テキストの半分以上を理論部分に費やしている目的は、学習者の不安を解消し、Simple English / Magic 81に集中して取り組めるようにすることです。

 

学習者が抱きがちな、

「Simple English / Magic 81は本当に効果的なのか?」

「なぜSimple English / Magic 81で話せるようになるのか?」

といった疑問に対して、Simple English / Magic 81制作者である酒井氏の長年にわたる実証経験をもとに、次のようなさまざまな切り口から解説されています。

 

  • 英語に対する間違った思い込み
  • 日本人が英語を話せるようにならない理由
  • 学校での英語教育の悪いところ
  • 資格試験偏重傾向のワナ
  • 英語学習者が目標とすべきレベル
  • 英語学習者がやってはいけないこと

 

また、英語学習の方法論だけでなく、心理面の影響についての説明もあります。

「潜在意識」、「トラウマ」、「ボジティブ思考」、「右脳・左脳」といった心理面についても解説されているのが特徴です。

 

この理論部分を読むことで、英語学習に対する心理的ハードルが低くなります。

また、「英会話教室に来る人の中で、○○○をする人は上達しない。だからSimple English / Magic 81のやり方が良い」というように、本教材のメソッドが効果的である根拠が書かれているので、学習者は納得して教材に取り組めます。

 

重要な単語の運用術と例文

Simple Englishを実践するのページ

 

第10章(80ページから152ページ)が、「Simple Englishを実践する」の章になっています。

 

この章では、重要度の高い動詞、前置詞(have、get、go、on、withなど)よく使われる単語だけをトコトン使い倒す「運用術」を学びます。

 

日本人は一般的に真面目で、細かいところまで厳密さを求める傾向があります。

また、学校教育では「意訳」を避け、日本語にできるだけ対応させた英文を作るのが良いとされます。

 

その結果、日本文を見て英語に直すとき、日本語の表現にピッタリ一致する英単語を使おうとしてしまいます。

そのせいで、英会話をするときでも、日常会話には不自然な単語を持ち出してしまうのです。

 

そこで、日本語の文字面にとらわれず、よく使う単語で表現しよう!というのがSimple English / Magic 81のコンセプトです。

 

この章では基本単語について学びますが、単にその単語を含む例文をたくさん出して、「この語はこういう意味もあります」、「こういう用法もあります」…という断片的知識を増やすだけのレッスンではありません。

重要な基本単語について、イラストや例文を交えながら単語の持つ本質的な概念が説明されており、色々な用例から浮かび上がってくる根源の意味をイメージ化して頭に入れられるようになっています。

 

例えば、workという単語があります。

日本語にすると「働く」「仕事をする」「機能する」というような意味で覚えている人がほとんどだと思いますが、そのように個別に分離した日本語と結びつけて覚えようとすると、大変な上に応用が効きません。

 

Simple English / Magic 81では、このように日本語の個別の表現と対応させて覚えることを推奨しません。

 

もちろん覚えることは必要なのですが、暗記の前に、単語をイメージとして把握します。

workの例でいえば、「働く」「仕事をする」「(薬などが)効く」というそれぞれの用法に共通する、もっと本質的・根源的な意味を頭に入れることで、単語を使いまわせるようになるのです。

 

(ではSimple English / Magic 81流にworkの意味を説明するとどうなるのか?については、教材のノウハウにあたるのでここでは伏せさせていただきます。「なるほど、もともとそういう意味だったのか~」と目からウロコな解説が、この章のあちこちにあります。)

 

基本単語をできるだけ使いまわす運用術を意識することで、学校教育の結果染み付いた「日本語とピッタリ一致する単語を探す思考」をやめて、シンプルで自然な表現ができるようになります。

 

Magic 81センテンス

Magic81の81センテンス

第11章(153ページから)が、この教材のタイトルである「magic81」魔法の81文です。

 

難しいことを考えず、この81文をひたすら音読することが教材のメインのトレーニングです。

 

81個の英文には全て日本語訳が付いています。

81文のほとんどが10単語以下の短い文章で、単語も文法も中学校レベルです。ビジネス用語はほとんどなく、仮定法のような難しい文法もありません。

本当に中学レベルです。

 

81個の英文だけを見てみると、正直言って「なぜこれで英語を話せるようになるのか」、ピンときません。

 

しかし、日本語訳をまず見て、それを英語で言おうとすると、難しいのです。

 

悩んだ末にもとの英文を見ると、「なんだ、この単語を使えば話せるんだ」ということに気付きます。

 

Simple English / Magic 81では、このような「日本語に忠実に対応する単語を当てようとするとドツボにはまるが、実は誰でも知っている単語で表現できる文」を徹底的に学びます。

 

実践内容としては、CDの音声を参考にしながら例文を音読して覚えるだけです。

教材CDでは、英文が流れた後にリピートできるように空白時間を入れてあるので、CDプレーヤーを一時停止したりせずに練習できます。

 

「Simple English / Magic 81」の評価

教材価格は高すぎないか?

実践するパートのボリュームが少ないことと、CD音声に独自性がないことから、少し割高感があります。

また、「魔法の81文」を覚えるための教材なのだから、覚えるためのメソッドや、覚えたかどうか確認するパートが欲しかったところです。

 

購入者が実践できる内容か?最後まで続けられるか?

実践できます。

購入者が実践することは、「○か月以内に例文を☆回以上音読すること」という形で与えられています。

なぜ☆回なのかもテキストで解説されています。

 

公式ページに書いてあることと教材内容に矛盾はないか?

学習を進めるのに影響はないかもしれませんが、気になる点が二つあります。

(1)公式ページには「9×9のように覚える81文(+その応用文121センテンス)」とありますが、「応用文121センテンス」がどの文を指すのか書かれていません。

(2)また、同じく「本当に必要な語1772語」とも書いてありますがテキスト内で「1772語は公開していません」と断りが入れてあります。購入者には公開してほしいところです。

 

デメリット・メリット・おすすめできる人

Simple English / Magic 81のデメリット

  • CDに特長がない。単なるセンテンス朗読音声で、教材としての独自性が弱い。
  • 学習ペースの目安がなく、フレーズを覚えられたかどうかの確認パートもない。学習者まかせな印象。(○か月以内に☆回音読という目標値はあります)
  • 前半の理論部分の充実ぶりに比べて、後半の実践部分がボリューム不足の印象。

 

Simple English / Magic 81はこんな人にはオススメできません

  • リスニングや発音など音声面のスキルアップをしたい人。
  • 語彙・フレーズを増やしたい人。
  • 会話力よりも、教科書的な正確性・厳密性を重視する人。

 

Simple English / Magic 81のメリット

  • 英語に対するイメージが変わり、苦手意識が弱まる
  • 教材の学習で目標とするレベルとアプローチが明確にされている。
  • 簡単に見えるが、いざ英語で言おうとすると必ずつまづく文」を集中的に学習し英語脳を作ることができる。

 

Simple English / Magic 81はこんな人にオススメです

  • 情報に振り回されて混乱している人。ノウハウコレクターになりかけている人。
  • 英語学習を仕切り直してリスタートしたい人。
  • 正確な表現を使おうとして単語を選びすぎて、なかなか最初の言葉が出てこない人。

 

Simple English / Magic 81の総評

Simple English / Magic 81の総合評価・・・評価B(良い教材)

 

 

「日常英会話を身に着けたいが、学習方法や教材に関する情報が多すぎて、何をやればいいのか分からなくなった。」

「英語をしゃべろうとすると、日本語とピッタリ一致する英語表現を探してしまい、延々と黙り込んでしまう。」

 

そんな人向けの教材が、このSimple English / Magic 81です。

 

英語の勉強というと「単語をもっと覚えよう」「フレーズをもっと覚えよう」「用例をもっと覚えよう」と考えがちです。

 

あれこれ増やそう、ため込もうとした結果、中途半端にいろんな単語や表現を勉強するけど実際の会話で使えない。

使ったことがない。

…という寂しいことになります。

 

道具(単語)は本来便利なものですが、めったに使わない道具をたくさん持ってしまうと、むしろ身動きが取れなくなってしまう側面もあります。

 

Simple English / Magic 81では、「もっとたくさん覚えよう」という発想とは逆の方向を目指します。

何をやるか、でなく「何をやらないか」が大切!

(テキストP.24)

新しい単語を覚える代わりに、知っている基本単語をとにかく駆使するのです。

めったに使わない単語をバサッと捨てて身軽になれば、普段使う単語をもっと上手に使えるようになります。

それで日常会話に十分に対応できるし、英語としても自然になります。

 

強調したいのは、このSimple English / Magic 81では、クセのある例文ばかりが集められている点です。

 

クセのある例文とは、「カンタンな内容なのに、日本語から英語に直そうとすると必ずつまづいて変な単語を使ってしまいがちな例文」です。

 

日本語から英語に直そうとするときに何故つまづくかというと、表面的な意味の一致する単語を使おうとするからです。

文構造が比較的近い言語同士であればそれは可能ですが、日本語は英語から非常に距離の遠い言語なので、単語の入れ替えだけでは通用しません。

言おうとしている内容を表現するための文構造を選ぶプロセスが必要です。

 

Simple English / Magic 81では、このような「一見、難しい単語を使わないと表現できないように思える」文を、誰でも知っている基本語と適切な構文を使うことでシンプルに、しかも自然な英文で表現するトレーニングをします。

 

英会話を習得するには、日本語をスピーディーに英文に直す訓練が必要ですが、大量の英文をかたっぱしから英語に直す訓練をするよりも、重要な基本語と代表的な構文を使うものから習得するのが近道です。

 

Simple English / Magic 81では、上記のようなクセのある例文に対して基本語で対応する戦術を叩きこむことで、英語的な感覚を身に付けるとともに、シンプルで自然な表現ができるようになります。

 

>>Simple English / Magic 81 公式サイトへ<<

 

 

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