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英語ぺらぺら君中級編とスピークナチュラルの比較


「英語ぺらぺら君中級編」と「スピークナチュラル」は、当ブログでレビューしている教材の中でもユニークで優れた教材と考えています。

 

ぺらぺら君中級編とSpeak-n

 

この記事では、ふたつの教材を並べて比較していきます。

優劣をつけるというより、それぞれがどんな教材かを理解し、自分に合う教材を選ぶ参考になれば良いと思います。

実際に教材を購入して評価しており、公式サイトにない情報もこの記事に書いていますので、購入を考えている方は参考にしてみてください。

 

※英語ぺらぺら君には「中級編」がつかない方(初級編と呼ばれていることが多い)もありますが、ここに書いてあるのは「中級編」についてです。

 

またスピークナチュラルは、2016年にリニューアルされました。本記事では、リニューアル前の旧製品について書いています。

リニューアル版についての詳細は、スピークナチュラル公式サイトでご確認ください。(本記事末尾に公式サイトへのリンクがあります)

 

英語ぺらぺら君中級編とスピークナチュラルの共通点

まずふたつの教材の共通点について見ていきます。

 

・学習方法が単純である。端的に言えば、1日20~30分程度、CDの音声を聞き、CDに従ってフレーズをつぶやけば良い。

・学習者が話す回数が多く、アウトプット重視である。

・文法用語をほとんど意識せずに学習できる。

・繰り返し練習を重視している。

・日をまたいでの復習が教材に織り込まれている。

・単発フレーズではなく、会話のキャッチボールを意識した練習をする。This is a pen.のような無意味なフレーズは練習しない。

・扱う話題は日常会話、すなわち自己紹介、食事、旅行など。

・フレーズを覚える中で単語を覚える。単語のみで覚える学習はしない。

・TOEICスコアアップを目的としていない。

 

ざっとこのような点がすぐに挙げられます。逆にこれだけ共通点があるのにまったく違う教材になっていることが興味深いです。

 

教材コンセプト比較

■英語ぺらぺら君中級編:

「クエッショニング」がもっとも主要なコンセプトです。

これは「何度も色々な質問を受けて答える訓練」と公式サイトで説明されています。

実際教材をやってみると、質問を受けて答えるというより、直前に聞いた語句やフレーズをCDナレーションの誘導に乗って繰り返していく感じです。

学習者ががんばって答えを考えるような訓練ではありません。

 

■スピークナチュラル:

超初心者を対象とし、語学習得の基礎である「しっかりと英語音声を聴き取る」「真似をして話す」というところから取り組む教材です。

「超スローリスニング」と「日本語を活用して英語を学ぶ」がメインコンセプトになっています。

超スローリスニングといっても、昔のカセットテーププレーヤーの電池が切れるときのような「スロー再生」ではなく、一語ずつ区切って読むという事です。

また、「日本語を有効活用して英語を学ぶ」については、具体的には日本語→英語の順で聞く練習をします。

いずれの教材も、公式サイトに書かれている教材の特長と、実際の教材内容とは一貫性があり、納得できるものです。

 

 

学習方法の比較

■英語ぺらぺら君中級編は、架空の人物の一連の会話を題材にして学習を進めます。レッスンあたり10フレーズ前後のまとまりになっています。

英文と日本語訳をひととおり聞き、単語や発音の説明も聞きます。

そして随時、

「○○(英語)と言ってみましょう」

「○○(日本語)を英語で言ってみましょう」

という質問に答えていきます。

レッスンに出てくる事しか質問されないので、ずっとCDを聞き続けていれば質問に答えるのは難しくありません。

単語レベルで答えるような質問から始まり、最終的には題材の会話に出てきたフレーズの日本語訳を聞いて英語に直すところまで行きます。

題材の会話に出てきたフレーズだけでなく、文の一部を入れ替える練習(パターン認識法と呼ばれています)もします。

またレッスンの途中途中で、前回までのレッスンに出てきたフレーズの復習も入ります。

このように英語ぺらぺら君中級編では、題材の会話文を軸にしながらも、しばしば脱線をして、頻繁にしゃべる練習ができるように工夫されています。

特に実力確認テストのようなものは設けられていません。会話の中で出てきたAさんの質問に対してBさんのセリフを答える練習がありますが、レッスン全体の中でのウエイトは低く、クエッショニングによる練習がほぼすべてになります。

 

■スピークナチュラルでは、AさんとBさんの一問一答の会話(これをマイクロ会話と呼んでいます)を聞き、まねをして口ずさむ練習をします。

英語ぺらぺら君のような一貫したストーリーはないのですが、「初対面の会話」「食事」「買い物」「コントロール会話」などの話題でよく使うフレーズを練習します。

各フレーズは、日本語→英語(通常スピード)→日本語→英語(超スロー:一語ずつ区切って)→英語(超スロー2回目)→英語(通常スピード)という風に流れてきます。英語の後には空白時間が取ってあるので、リピート練習をします。

学習効果をするためのパートとして瞬間通訳練習(日本語を聞いて英語に直す)、会話練習(Aさんのセリフを聞いてBさんのセリフを答える)が設けられています。

 

英語ぺらぺら君中級編とスピークナチュラルの違う点は、

・スピークナチュラルはテキストのとおりに進んでいくのに対して、英語ぺらぺら君はテキストがない上に突然、数日前のレッスン内容の復習が始まったり、会話中で出てきたフレーズの派生パターンの練習になったりします。

・英語ぺらぺら君は複数のネイティブが音声を担当しているが、スピークナチュラルは一人のバイリンガルがずっと(日本語も)話します。

・文の内容については、スピークナチュラルでは初対面の人との会話、あるいは店員と客の会話を想定したものがほとんどですが、英語ぺらぺら君では感情表現など、親しい人間同士の会話も多く出てきます。

 

 

教材ボリューム

■英語ぺらぺら君中級編は30日分のレッスンが収録されています。一日分は30分程度です。

■スピークナチュラルは、メイン4話題+サブ2話題が収録されており、それぞれ6週間が標準学習期間とされているのでざっと9ヶ月分のボリュームがあります。こちらも一日30分が目安ですが無理をせず「自分が快適に感じるペース」で学習すること、と解説されています。

 

 

教材の使いやすさ比較

■英語ぺらぺら君中級編は、テキストを使わずCDのみで学習できることが大きな特長で、通勤・通学中などに練習するには非常に便利です。

題材の会話文はテキストに収録されています。テキストは薄いので重くはありませんが、A4版とサイズが大きいので電車の中で開くのは不便です。

持ち歩くなら会話文だけ縮小コピーするなりして小さくすると便利かなと思います。

 

■スピークナチュラルは、教材中に「テキストをまったく見ずに学習することはすすめられない」と書かれていますが、CD音声は必ず日本文を読んだ後で英文を読みますし、日本文自体も2回読むので、テキストなしで普段の練習はできると思います。ただし、スピークナチュラルではフレーズについて補足的な説明が書いてあったりするので、最初は一通りテキストに目を通し、その後は英語ぺらぺら君と同様、単語などを確認したいときだけテキストを読めばいいでしょう。

テキストを使うにしても、A5サイズでコンパクトなのが良いです。

 

ということで、いずれの教材も使いやすさは同等です。

 

 

教材対象者の比較

スピークナチュラルのほうが初心者向けに作られています。

スピークナチュラルはそもそもネイティブレベルを目指す教材ではなく、文の長さは「7±2語」を基準としています。

独立した発音トレーニングパートや、コントロール会話(「もう少しゆっくり話していただけませんか」など)の練習もあります。

テキストにフレーズの英語、日本語訳、補足説明も書かれていますので親切です。

 

一方、英語ぺらぺら君中級編は長いフレーズや構造の多少複雑な文もあるので中級レベル向けと言えるでしょう。ただし長い文も少しずつ噛み砕いて練習するのでいきなり挫折してしまうことはないと思います。

英語ぺらぺら君ではメインストーリーに出てくる単語はCD中で説明されますが、日本語訳がテキストに記載されていないので必要なら自分で調べる必要があります。またメインの会話から脱線して練習するフレーズもテキストには記載されていないのが少し不便と感じる人もいるかもしれません。

 

 

学習の取り組みやすさ、継続しやすさ比較

■英語ぺらぺら君中級編は、学習計画を立てる必要がありません。CD1から順に使っていけば自然と復習もできるようになっています。

ストーリー仕立ての会話で勉強していくので興味を持って学習を続けていきやすいです。

難点としては、1日分のレッスンが1トラックに収められているので、レッスンの途中で中断してしまうと再開するためにサーチするのがやや面倒な点です。

■スピークナチュラルは、ストーリーなどはなくそれぞれのマイクロ会話は独立しているのでやや単調と感じます。

ただし話題の途中から練習を再開したり、自分の好きな順序で話題を選んで勉強できるので進め方の自由度は高いと言えるでしょう。

 

 

まとめ

英語ぺらぺら君中級編とスピークナチュラル、どちらも優れた教材だと思います。

 

ざっくり言えばスピークナチュラルは「音声面から取り組む英会話教材。初級者にも優しい超親切・ストレスフリーの教材。」

 

英語ぺらぺら君中級編は「英会話における反射神経瞬発力を鍛える教材。楽しく取り組める、飽きずに続けられる教材」という感じです。

 

この記事の冒頭にも書いているように、二つの教材には共通点も非常に多いですが、対象としている学習者レベルが異なります(スピークナチュラルのほうがより初心者向き)。

 

自分の学習目的や志向にあった教材を選びましょう。

 

英語ぺらぺら君中級編 公式サイトへ

 

スピークナチュラル 公式サイトへ

 

 

 

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