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Native Englishと7+Englishの比較


人気の英会話教材Native English(ネイティブイングリッシュ)と、ロングセラー英語教材7+English(セブンプラスイングリッシュ)を比較します。

 

ネイティブイングリッシュと7+EnglishのCD

 

どちらの教材も実際に教材を購入して評価しています。公式サイトにないことも書いていますので、購入を検討されている方はこの記事を参考にしていただければと思います。

それではここから教材比較をしていきます。

まず2教材の共通点から見ていきましょう。

 

Native Englishと7+Englishの共通点

どちらの英語教材も、ネイティブが使うフレーズを丸ごと覚えてしまうのが英語上達の近道というのがコンセプトです。

学習内容の共通点としては、次のようなことが挙げられます。

 

・文法学習、単語の単体暗記、英作文のような個別の学習はせず、最初からフレーズ学習に取り組む

スピードの異なる複数の音声を使ったメソッドを含む

日本語を聞いて英語に直す練習を含む

・フレーズ数が豊富、ボリューム多めである

 

7+Englishでは、リスニングもスピーキングも「日本語→英語」の順なのですが、Native Englishは、Hapa英会話と同じくリスニングでは「英語→日本語」の順、スピーキングでは「日本語→英語」の順で練習します。

今後はこれが英語学習のスタンダードになるのかもしれません。

 

教材対象者・目標レベル

それぞれの教材が対象とする学習者や目標レベルについてです。

 

どちらの教材も、初心者でもOKで、日常会話レベルの習得が目標です。

ビジネス英語や、TOEIC対策の学習メニューはありません。(特典は別とします)

 

※ただしTOEICは2016年からの新形式問題において、より「実際的な」コミュニケーションを重視する方向になっています。

従って、口語的な会話表現を学ぶこと自体が、これまで以上にTOEIC受験でも役立つようになります。

 

 

音読やリスニングなど音声面の練習をあまりしたことのない人にとっては、Native Englishのほうが取り組みやすいと感じるかも知れません。

というのは、Native Englishは初心者向けの低速音声が収録された「Speaking CD」が含まれており、リスニングや音読に不慣れな人にも対応した構成になっているからです。

 

7+Englishは「初心者でもOK」とは言うものの、低速音声がなく高速音声のみのため、聞き取りが苦手な人は慣れるのに時間がかかるかもしれません。

とはいえ全体的に単語数の多いセンテンスはなく(だいたい8語以下)、最初にしっかりテキストを見ながら練習すれば大丈夫です。

 

念のため言うと、いずれの英語教材も、「初心者でもOK」というのは「初心者でも取り組むことができる」という意味です。「初心者が楽をして上級者になれる教材」という意味ではないです。

 

コンセプト、メソッドの比較

教材のコンセプト(どんな思想で作られた英語教材なのか?)、メソッド(どんな手段で習得するのか?)について書きます。

 

Native Englishのコンセプト/メソッド

Native Englishは、「ネイティブが話す生のフレーズで英会話を身につける」というのがコンセプトです。

 

単に意味が通じるだけでなく、ニュアンスの違いまで意識し、教科書的に正しい文ではなくネイティブに伝わる英会話を最初から目指します。

 

Native Englishには以下のようなメソッドが含まれます。

 

  • 高速音声と通常音声を用い、「英語→日本語」の順でリスニングする学習(「Listening」CDを使用)
  • 低速音声と通常音声を用い、「日本語→英語」の順でスピーキングする学習(「Speaking」CDを使用)
  • テキストと「ニュアンス解説」CDでニュアンスの違いを学び、自然で幅の広い表現を身に着ける学習
  • リスニング仕上げおよびディクテーション(「英語(ナチュラルスピード)」CDを使用)

 

Native Englishでは「リスニング」と「スピーキング」を明確に切り分けた練習にしているのが特長で、CDも別になっています。

 

Native Englishは比較的最近(2015年)発売された教材なので、いろいろな英語教材のノウハウを取り込んでいる印象があります。

当然7+Englishのノウハウも参考にしていると思われます。

ノウハウを融合して「使える教材」としてまとめ上げているところがスゴイともいえます。

 

7+Englishのコンセプト/メソッド

一方、7+Englishは、「日常英会話で使うフレーズはたかだか60パターンしかないことがわかっているので、丸暗記して使いまわせば会話ができる」というのがコンセプトです。

 

7+Englishの主なメソッドは有名な「七田式」で、具体的には以下のようなものです。

  • 高速音声リスニング(右脳の能力を最大限に利用できるとのことです)
  • 短期記憶を長期記憶に変える学習パターン(記憶が定着しやすいように復習を織り込んで設計された学習ルーチン)
  • フレーズ別トレーニング(フレーズごとに10個の文を連続して話す。学習負荷が軽くなりアウトプット速度が上がる)

 

学習内容の比較

ここでは両教材の具体的な学習内容について見ていきます。

 

Native Englishの学習内容

Native Englishは、日常のいろいろな場面・話題ごとに、Aさん/Bさんの会話(双方5回ずつぐらいしゃべる)を題材に、フレーズを学びます。

 

「Listening」CD・・・高速音声および通常音声でのリスニング練習(日本文も読まれる)

「Speaking」CD・・・低速音声および高速音声でのリスニングとシャドーイング

「英語(ナチュラルスピード)」CD・・・英語のみの音声でリスニング確認(日本文は読まれない)

「ニュアンス解説」CD・・・バイリンガルDJのマイケル・リーヴァスさんがフレーズのニュアンス解説をラジオ番組風に解説します(練習などはなく、聞くだけ。面白いです)。

 

7+Englishの学習内容

7+Englishは、場面やストーリーなどは特になく、「I like to ~」などの頻出英会話フレーズを使った単発センテンスをひたすら音読、暗記します。

日本文を聞いて即座に英語に直せるようになるまで練習します。

60フレーズについて、それぞれ10センテンスを覚えるので、合計600センテンスを暗記するのが目標値です。

 

大きな違いは、「場面ごと」か「フレーズごと」かという点

このようにいずれの教材も「フレーズ暗記」型英語教材に分類されますが、学習内容はかなり異なったものになっています。

 

両教材の大きな違いとしては、Native Englishは「特定の場面におけるひと続きの会話」ベースで学び、7+Englishは「フレーズごとの単発センテンス」ベースで学ぶという点です。

 

会話ベースのNative Englishのほうが、自然な会話のキャッチボールを学ぶのには有利でしょう。

 

一方、フレーズ(とそれを含む文構造)を体に染み込ませるには、7+Englishのように単発フレーズを速く大量に反復するメソッドが合理的で有効といわれています。

 

教材の構成

ここではそれぞれの英語教材の構成について比較します。

 

Native Englishの教材構成

Native Englishの教材内容物はこんな感じです。

 

NativeEnglish教材一式

 

■テキスト B6サイズ 黒・青印刷 192ページ 1冊

Native Englishではコンパクトなテキストに上記すべての場面の会話文・日本語訳・単語解説・フレーズ解説・バリエーションフレーズ・その他読み物が収録されており、テキストだけでもかなり高密度な教材になっています。

 

Native Englishのテキスト紙面

 

■CD

「Listening」CD・・・6枚

「Speaking」CD・・・6枚

「ニュアンス解説」CD・・・3枚

「英語(ナチュラルスピード)」CD・・・3枚

 

「Listening」CDと「Speaking」CDは、それぞれ下のような場面のレッスンが収録されています。

 

CD1:「基本のあいさつ」「自己紹介」「家族や出身地について」「通勤・別れ際のあいさつ」

CD2:「質問と返答」「頼みごとやお誘い」「電話でのやりとり」「日本に関すること」

CD3:「ホテル・カフェでのやりとり」「レストランでのやりとり」

CD4:「飛行機(搭乗手続きから入国手続きまで)」「乗り物を利用する」

CD5:「観劇・スポーツ観戦」「街歩き」「買い物」

CD6:「体調不良で病院に行く」「さまざまなトラブル」「公共機関への連絡」「失くしものを探す」

 

上記と同じ話題が、「英語(ナチュラルスピード)」ではCD3枚、「ニュアンス解説」ではCD3枚に分けて収録されています。

 

■特典 「Native Engilsh Business」

・テキスト B6サイズ 黒・赤印刷 31ページ 1冊

・CD 「Listening」CD 2枚/「Speaking」CD 1枚/「英語(ナチュラルスピード)」CD 1枚

 

7+Englishの教材構成

7+Englishの教材内容物は写真のような構成です。

 

7+English教材一式

 

■テキスト 3冊

・「利用マニュアル」 B5版 27ページ

・「英文テキスト集600」B5版 123ページ

・「600フレーズ完全解説」B5版 60ページ

 

■CD 6枚

・それぞれ10レッスン分の音声を収録。

 

7+Englishの特徴は、CDを聞きながら使う「英文テキスト集600」はフレーズと日本語訳だけが記載されており(下の写真)、単語や表現の解説は別冊子の「600フレーズ完全解説」にまとめられている点です。

練習中に気を散らさないための配慮なのだろうと推測しています。

 

この写真は、フレーズ練習用のテキスト「英文テキスト集600」。

とにかくシンプル。

 

7+Englishテキスト紙面

 

下の写真はフレーズを理解するためのテキスト「600フレーズ完全解説」。

単語の意味、発音記号、別の例文なども掲載されている。

7+English600フレーズ完全解説テキスト紙面

 

■特典

購入者専用ウェブサイトからダウンロード。

多数あるので割愛します。

 

教材の使いやすさ、クオリティ

いずれの教材も商品としてのクオリティに問題はありませんが、コメントしておきます。

 

テキストの使いやすさ比較:Native Englishはコンパクトさが良い

個人的な好みも含まれますが、テキストはNative Englishのほうが小さくて使いやすいです。

持ち運びもラクです。

 

ただ会話ダイアログとフレーズ解説が一つのテキストに同居しており、情報量が多いため、あちこち目が移りがちかもしれません。

フレーズのニュアンス解説が詳しく書かれているので、スピーキング練習とは別に時間を取って、じっくり読みたいところです。

 

7+Englishのテキストは練習に集中するのに適している

一方で、7+Englishのテキストはサイズが大きいのが少し気になるのですが、フレーズ練習用と詳細解説用とで別冊子になっているため、フレーズ練習時に集中しやすいというメリットがあります。

 

CDの比較:Native Englishは音質が素晴らしい

CD音質そのものについてはどちらも問題ありませんが、あえて言うなら、Native Englishは音質がとてもクリアで聴きやすいです。

私が持っている英語教材の中で最高レベルです。

 

7+EnglishのCDは使いやすさを最大限に考慮

7+EnglishはCDのトラック構成自体が教材の主要ノウハウなのであまり詳しく書けませんが、学習者が発声する箇所ではしっかり空白をあけてあるのでCDプレーヤーの操作は最小限で済むようになっています。

 

Native Englishでも、同様に空白をあけてあるのですが、空白時間が短めで、リピーティング練習をするにはもう少し余裕が欲しかったなと感じました。

限られた収録時間の中で最大限にフレーズを詰め込もうとした結果なのかも知れません。

 

余談ですが、7+EnglishはCD1枚ずつ別ケースなので、そのままだと保管や持ち運びが少し大変です。

Native Englishや他の教材はたくさんのCDを収納できるケースになっています。

 

いろいろな教材のCDケースを横並べしてみると面白いかもしれません。

 

取り組みやすさ、続けやすさ

両教材での、学習の取り組みやすさや、続けやすさについて考察しました。

 

7+Englishは何も考えずに取り組めるのが良い

7+Englishは、シンプルで迷うことがないので取り組みやすいかもしれません。

フレーズを聞く、リピーティングして覚える、確認するという練習をひたすら繰り返すのみです。

 

特典がたくさんついてくるので気分転換(?)に特典を使ってみるのはいいと思いますが、特典はあくまで特典であり、教材本編をやり通すことが大切です。

 

学習する順番も、教材で決められた順番で進めていく必要があります(記憶メソッドの効果を最大限に引き出すため)。

悪くいえば学習自由度が低いのですが、良く言えば余計なことに悩まずトレーニングに集中できるということです。

 

Native Englishは学習自由度の高さが特長

Native Englishは、基本的な学習のすすめ方は教材内で解説されていますので、特にこだわりのない人はそれを参考にすればよいのですが、複数パターンの音声が用意されているため、学習方法の自由度が高いです。

 

リスニングCDを使ったりスピーキングCDを使ったりニュアンス解説を聞いたりディクテーションしたり・・・と、自分の志向に合わせた学習ができるのは良いですが、教材を使ってできることがたくさんあるので、散漫にならないように注意が必要です。

 

英語を聞きとれるようになる、意味がわかるようになる、日本語を聞いて英語に直せるようになる・・・等、自分のレベルも考えて目標を立てて学習していくことが大切になります。

 

個人的には「ニュアンス解説」や「英語ナチュラルスピード」のCDはたまに聞く程度におさえて、「Speaking」CDを使ったスピーキング練習(もっともアウトプットトレーニング要素が強い)の時間を多く取ると、効果が上がりやすいと私は考えています。

 

続けやすさ:7+Englishは学習効果を実感できるかがカギ

7+Englishの売りである記憶術は、毎日一定量の学習を続けてこそ効果が出てくるメソッドです。

 

できるだけ毎日学習し続けたいですが、単発フレーズのみの練習で、「修行」に近いものがあるので飽きてしまう人もいるかもしれません。

余計なコンテンツのない英語教材なので、あれこれ考えず反復練習するのが好きな人にはうまくはまることもあるでしょう。

 

7+Englishのレッスンは、同じキーフレーズで単語を入れ替えていくだけなので、少し慣れると学習負荷が軽く感じられるようになります。

つまり、軽い負荷で大量に反復すると、学習内容が長期記憶に定着しやすくなるという人間の記憶力の性質をうまく利用しているわけです。

リズムに乗ることができれば効果が感じられてきて、学習を継続するのが楽しくなってきます。

 

Native Englishは会話シチュエーションの豊富さが魅力

Native Englishは、「食事」「スポーツ観戦」など会話の場面設定があり、AさんBさんが5回ずつしゃべるぐらいのボリュームの会話単位で学習します。

また、分量は少ないですが、会話だけでなく新聞・雑誌の記事が題材のレッスンもあります。

 

ですので、7+Englishのような単発フレーズよりはバリエーションに富んでおり、単調になりにくいです。

 

そしてNative Englishは上にも書いたように複数パターンのCDが付いているので、自分がやりやすい方法で学習することが可能です(聞き流し学習にならないよう注意は必要ですが)。

 

サポートはどちらも充実。

サポートに関しては、どちらの教材も非常に充実していると言えるでしょう。

7+Englishは3年間、Native Englishは2年間のメールサポートがついているので学習相談等に使えます。

 

Native Englishはさらに、バイリンガルの人がメール質問に答えてくれるそうです。

 

まとめ

長文を読んでくださってありがとうございます。まとめに入ります。

 

7+Englishは人間の記憶特性を利用した合理的メソッド

7+Englishはフレーズ練習と記憶術がシステマティックに一体化された優良教材ではありますが、学習が単調になりがちと言う点は少し不利と感じます。

学習し続ければ効果は得られる教材だと思うので、いかに学習し続けられるか?がポイントです。

たとえば、特典としてついている「600フレーズパーフェクト解説音声」では、バイリンガルのユッキーさんがフレーズひとつひとつについて体験談も交えて解説してくれるので、時々これを聴くとフレーズをより深く理解できるし、気分転換になって良いのではないでしょうか。(とても価値のある特典だと思います。)

 

Native Englishはフレーズ学習と音声面メソッドの融合

Native Englishは多くの面で満足度が高いです。初心者にも対応しており、気長に取り組めば英会話が身につけられると感じられる教材です。

「(英語ニュアンス理解も含めた)フレーズ習得」と「音声面のメソッド」をカバーしており、値段は安くありませんが、充実した学習ができます。

ただ「通じる」にとどまらず、「誤解されにくい表現」、「自然な表現」を身につけたい人に向いているでしょう。

 

どちらも優れた英語教材で、明らかな優劣はつけられません。

 

まずは7+Englishで基本フレーズ・構文を習得してみては?

語彙や表現の習得は英語を学習し続けるかぎり続きますが、基本のフレーズや構文は、実はそれほど多くありません。まず集中的に基本フレーズ・構文を習得してしまえば、その後の中級~上級レベルの学習が楽になります。

 

そこで仮に、両方の教材を順に学習するなら、7+Englishで汎用的な基本フレーズをしっかり習得したあと、Native Englishでいろいろな場面でのバリエーションフレーズや語彙を覚えていく、というのが自然で効率的な学習順序といえるでしょう。

 

あくまで一つの案ですが、参考にしていただけると幸いです。

 

【7+English】 公式サイトへ

 

英会話教材【ネイティブイングリッシュ】

 

 

 

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