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    7+EnglishとSimple English/Magic 81の比較
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7plusEnglishとmagic81のCD

 

本記事では、世界的知名度を誇る[七田式]英語教材「7+English(セブンプラスイングリッシュ)」と、多数の英語学習書籍を出している酒井一郎氏の人気英語教材「Simple English / Magic 81」を比較してみます。

 

どちらの英語教材も、私が実際に購入して評価しています。

教材が気になっている方は本記事をぜひご覧ください。

 

まず二つの英語教材の共通点からみてみましょう。

共通点

  • 単発フレーズの反復練習が学習の中心。
  • 特定のシーンでの会話を意識したものではなく、どこでも使える基本フレーズを学ぶ。
  • 発音そのもののトレーニングパートはない。(特典は別として)

 

両教材とも、公式サイトをざっと読む限りではなんとなく「フレーズを覚えれば英会話できるよ・・・」という路線ですが、詳細検討するとコンセプトがまったく異なっています。

 

以下、さまざまな切り口で比較していきます。

教材コンセプト、メソッド

まず、それぞれどんなコンセプトの教材か、ざっくりと比較してみます。

7+Englishは「頻出フレーズ丸暗記」

7+Englishの教材コンセプトは

日常会話で使う英語フレーズはたかだか60パターンだから、まず丸暗記してしまえ

というものです。

 

主要メソッドは、「高速リスニング」と「人間の忘却特性を利用した記憶術」です。

 

Magic81は「基本語の使いまわしに徹する」

Magic81は

「難しい単語を使おうとせず、基本語(基本の動詞・前置詞)をひたすら使いまわすのが英語上達の道。」

というコンセプトです。

 

単語の表面的な意味をいちいち覚えるのをいったんやめて、基本語のさまざまな使い方に共通する根源的な意味を理解することに主眼を置きます。

 

「単語をイメージ・概念で把握する」と言ってもいいかもしれません。

 

特殊なメソッドはなく、例文ベースで基本語の本質的意味を理解する学習と、音読やリピーティングを通してそれら基本語の用法を文構造ごと覚える学習が中心です。

教材対象者、目標レベル

いずれの教材も、特に対象者を限定していません。

 

  • 学校で勉強したのに会話となるとダメな人。
  • カンタンな文すらサッと言えない自覚のある人。
  • 挫折して、英語学習をリスタートしたい人。

 

こんな感じです。

会話内容も、家族や友人・知人と話すときのふつうの日常英会話です。

各教材の内容

教材の内容は、それぞれ下の通り。

7+Englishの教材内容

7+Englishを注文すると下の写真のものが送られてきます。

 

7+English教材内容物

 

■7+English 教材内容

 

テキスト…B5版、3冊

テキスト(1)「利用マニュアル」(27ページ)

テキスト(2)「英文テキスト集600」(123ページ)

テキスト(3)「600フレーズ完全解説」(60ページ)

 

CD…6枚

 

7+Englishのテキスト(1)は教材ノウハウと学習の進め方解説で、最初に一度読めば済む内容です。

 

フレーズ練習にメインで使うのはテキスト(2)の「英文テキスト集600」です。

 

テキスト(3)はテキスト(2)の各センテンスの解説が書かれているので、必要に応じて参照する形で使います。

 

そのほか、特典ダウンロードサイトからたくさんの特典が入手できます。

 

Simple English / Magic81の教材内容

Magic81の教材一式は下の写真です。

 

Simple English/Magic81教材内容物

 

■Simple English/Magic81 教材内容

テキスト…B5版 1冊(176ページ)

 

CD…2枚

 

Magic81は理論(マインドセット、学習ノウハウ)の部分がテキスト半分近くを占めます。

 

実践パートも解説重視で、ワーク/エクササイズなものは相対的に少なくなっています。

 

また、特典は、テキスト巻末に収録されています。

学習内容の比較

それぞれの英語教材で実際にどんな内容の学習をするか、全部は書けませんが概要を説明します。

7+Englishの学習内容

7+Englishは理論よりも実践を非常に重視していて、学習開始前のメソッド解説等は最小限にまとめられています。

この教材でいう「フレーズ」とは、下の例のような定型表現のことです。

 

■フレーズの例

I like to ~.(○○するのが好きです)

I want to ~.(○○したいです)

 

こんな感じの頻出会話フレーズ60パターンそれぞれについて10センテンス、計600センテンスを暗記します。

 

自分のことを話したり、相手のことを聞いたりするときのフレーズなので、会話ですぐに使えるのがメリットです。

 

CDの日本文/英文を聞いて英文のリピーティング練習をする「Practice」パートと、日本文を聞いて英文に直す「Check」パートとをこなしてフレーズを覚えていきます。

 

フレーズがパッと口をついて飛び出すようになるまで、長期的な記憶=深い記憶にフレーズをしみこませるのが教材の目的で、その手段としての「記憶術」がこの教材のメインフィーチャーになります。

Simple English / Magic 81の学習内容

■前半(第1章~第9章):理論部分

教材の前半にやることは、テキストのマインドセット論/学習ノウハウを読み、英語学習に対する考え方を変えることです。(従来の考え方を捨てるというほうが近いかも知れません。)

 

「英語学習はもっと楽観的に、シンプルに考えたほうがいいよ」

 

というような内容ですが、単なる精神論ではありません。

著者の豊富な経験やデータを引用してさまざまな側面から説明されていて、説得力があります。

 

■後半(第10章~第11章)

後半は実践パートで、重要な基本語(動詞、前置詞)を、例文とともに学びます。

さまざまな用例やイラストも利用して、単語の持つ本質的な意味を理解し、センテンスの音読を通して、基本語の使い回し方を身につけます。

 

ここで「基本語を使いまわす」とは具体的にどういうことでしょうか?

 

例えば、次のような文で考えてみましょう。

サッと英語に直せるか、やってみてください。

1.仕事の面接はどうでしたか?

2.今、その台風は過ぎ去りつつあります。

3.その痛みはまもなく消えるでしょう。

 

いかがでしょうか。

 

「『どうでした』→how? 動詞は何?」

「『過ぎ去る』→pass? leave?」

「『消える』→disappear?」

 

などと考えて、なかなかさっと英語に直せないのではない人が多いと思います。

 

実は、上の1~3すべて、ある同じ動詞で表現できます。

 

「基本語を使いまわす」とはこの例で言えば、「どうでした」「過ぎ去る」「消える」という日本語に対応する単語を探すのではなくて、誰でも知っている基本的な単語を使っていこう、ということです。

 

Magic81では、意味が理解できないような高度な英文は扱っていません。

しかし、日本語から英語に直そうとすると妙にむずかしい(変な単語を探してしまう)文ばかり集められています。この「カンタンなのになかなか日本語から英語に直せない文」を基本語で言えるようになることが、この教材の主眼です。

 

ちなみに「Magic81」(奇跡の81英文)は第11章で、「英語脳を作る最重要例文81」として学習します。

 

両教材の学習内容は以上になります。

教材の使いやすさ、クオリティ

ここでは教材のテキストやCDの使いやすさ、商品としてのクオリティ等を比較します。

テキストの比較

まず教材テキストを比較してみましょう。

7+Englishのテキストは実践重視、地味。

7+Englishのテキストは、必要な部分だけを参照しながら集中して学習できるように、目的別に3部構成になっています。

英文テキスト集600

フレーズ練習用のメインテキスト。

イラストなどはなく、シンプルでストイックです。

7+English英文テキスト集600の紙面

 

一見、何のしかけもないようですが、ポイントは

  • 日本文と英文とが分離されている
  • 日本語→英語の順で書かれている

という点です。実はここはすごく重要です。

 

日本語を英語に直す練習をするときに日本文と並べて英文が書かれていると、どうしても英文を見てしまってスピーキング習得の妨げになります。

7+Englishでは、日本文と英文とが分離して書かれているので、英文を言えるかどうか、自分でハッキリと把握することができます。

 

その意味でこのテキストはとても実践を重視したレイアウトといえるでしょう。

 

600フレーズ完全解説

フレーズ理解用の補助テキスト。

各フレーズの単語・意味など詳細に説明されており、辞書や別の教材を用意する必要がありません。

このあたりの抜かりのなさも7+Englishの素晴らしい点です。

 

7+English600フレーズ完全解説テキスト紙面

 

利用マニュアル

教材の思想、トレーニングメソッドの理論、教材実践の留意点など。

最初にザッと読めばOKです。

 

Simple English / Magic 81のテキストはイラストも使って親切に解説。

Magic81は、理論部分と実践部分が一冊にまとめられているので、テキストページ数が176ページと多くなっています。

 

理論部分(第1章~第9章)はマインドセット的な内容。

日本の英語教育がなぜダメか、英語ができるようになる人とそうでない人との違いは何か、「話せる」ようになるにはどんなトレーニングが有効か、等々、イラストも使いながら解説されています。

学術的な表現を使わずわかりやすく書かれています。トレーニング実践前に一度読んで理解しておけば十分です。

 

Simple English / Magic81のテキスト紙面

 

実践部分(第10章~第11章)では、例文ベースで学習をしていきます。

動詞や前置詞の持つ意味をイメージで理解しやすいように、イラストで説明している箇所もあるので、繰り返し読めば視覚的イメージとの相乗効果で深く理解できるでしょう。

Magic81のテキスト

CDの比較

どちらの教材もCDがついているので比較してみます。

7+EnglishのCD:記憶術の重要要素。ノウハウが込められている。

7+Englishは、高速音声(ネイティブ速度よりも高速になるよう加工された音声)がフレーズ記憶ノウハウの一部として採り入れられています。

 

英語音声だけでなく日本語音声も高速になっていることから察するに、高速にすることでリスニング力に直接効果をもたらそうというのではなく、「脳を活性化させる」とか、そういう作用を意図しているのかもしれません。

 

脱線しましたが、高速音声なので、リスニング初心者はテキストを見てセンテンスを確認しながら練習する必要があるでしょう。

 

7+Englishの良い点の一つは、CDプレーヤーの操作が最小限で済むようにCDが構成されている点です。

面倒なプレーヤー操作をせずフレーズ練習に集中できます。

 

最短でも60日学習する教材なので、使い勝手の良さはきわめてポイントが高いです。

Simple English / Magic 81のCD:あまり特徴がないのでかえって聞きやすい

Magic81は7+Englishとは異なり、音声面でのメソッドを採り入れていません。したがって音声をいじっていないので聞き取りやすいです(要するに「普通」ということですが)。

 

単に発音を確認するためのCDになってしまっていますが、リピーティング練習がしやすいように、英文音声の後に空白時間を入れるという最低限のラインを守っているのは評価できます。

 

言うまでもなく英語音声はネイティブ話者が担当しています。

学習の実践についての比較

学習への取り組みやすさ、続けやすさ、サポートなど教材の学習を実践するときのポイントを比較してみます。

7+Englishは単調な学習だが効果が見えやすい

7+Englishは単発フレーズなので、どういう場面の会話なのかイメージしにくい(ときもある)面があり、単調な学習になりがちという面はあります。

 

しかし話す練習をしっかりとやって、文を作っていくリズムが自分の中にできてくると、同じフレーズの骨組みの中に単語だけを入れかえてポンポンと発するのが楽しいと感じるようになってきます。

 

フレーズを覚えたかどうか確認する「Check」パートが各レッスンに組み込まれているので、常に効果確認しながら進めることができます。効果が見えてくればモチベーションも上がるし習得ペースも加速します。

7+Englishはサポート体制が充実。

7+Englishのサポート内容は下のように充実しています。

 

  • メール相談は教材購入後3年間有効。
  • テキスト/CDは無期限保証。
  • 全額返金保証付き(購入後60日~100日の期間)。

 

サポートについては、他のどの英会話教材にも劣らない充実ぶりです。

Simple English / Magic 81は取り組みやすいが効果確認の手段が課題

Magic81は実践部分の量が少なく、実践内容も「音読するだけ」なので簡単ですが、効果を確認できるような応用のレッスンがありません。

 

普段から英語をしゃべる機会のある人なら、本教材学習後スムーズに会話しやすくなったと感じたとき「効果があった」とわかりますが、そうでない人は、学習効果を確認するための方法を考える必要があります。

 

ということで、学習実践はできるが、やりっぱなし・・・になるかもしれません。81文を覚えてナンボの教材ですから、覚えたかどうかを確認するパートがあってほしいですね。

 

また、81文については、自分のことを話したり相手のことをたずねたりする文が少なく、第3者(トムとかメアリー)についての文が多いので、「英会話をしている」という感じが薄い気がします。

Magic81のサポートは期間短め

Simple English / Magic81はメールサポート特典があります。

 

  • 購入後1年以内
  • 最初の質問メールから30日間有効

 

7+Englishや他のサポートつき教材と比べると、Magic81は有効期間が短めです。

まとめ。7+Englishがおすすめ。

さて、長くなりましたがまとめに入りたいと思います。

Magic81は理論と実践のバランスが少し残念

Simple English/Magic 81の感想としては、基本動詞の使い回しスキル習得が大切!という教材コンセプトは正しいと思いますが、理論パートがそれをサポートできていないようにと思います。

 

マインドセット部分の解説が長いわりに本題の基本動詞・前置詞については解説があっさりしていて、学習者の想像力に頼っている感じです。実践部分もボリューム不足な印象。

 

特に、

「なぜ81文を覚えると、英語を話せるようになるのか?」

がわかるように、もっとページを割いて解説してほしいと思いました。

(突き詰めていくと日本語と英語の構造の違い等、深い話になるので、まとめ方がむずかしいだろうとは思いますが。)

7+Englishは看板にいつわりなしのフレーズ記憶特化教材。おすすめです。

一方、7+Englishでは、理論パートは記憶術のバックグラウンドをサラッと解説する程度で、すぐに実践(フレーズ学習)に入る内容になっています。

 

そして実践パートはこれまで書いてきたとおり、記憶術をフレーズ練習に落とし込んだスグレモノになっています。

 

また、学習者がトレーニングに専念できるようさまざまな配慮がされていることに加え、充実したサポートや教材本編の効果を高める特典など、トータルでとても満足度の高い英語教材になっています。

 

当ブログの考え方は[アウトプット重視]なので、「7+English」をおすすめします。

「7+English」で繰り返しアウトプット練習をしていくうちに、フレーズを覚えようとしなくても覚えてしまい、英語が自然と口をついて出てくるようになるでしょう。

 

>【7+English】公式サイトへ<

 

 

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