英会話上達のために留学したい、または海外で生活してみたいと考える人は多いと思います。
海外で暮らせば、現地の人と英会話をする機会が多くなるから当然、英会話は上達しそうに思えます。
留学あるいは海外赴任して、実際に英語力がアップする人はもちろんいますが、一方で英語がそれほど話せるようになっていなかったり、TOEICスコアもあまり伸びない人がいるようです。
英語力がアップするならたいへん結構ですが、そうならなかった人の場合、なぜ英語力が向上しないか考えてみたいと思います。
海外生活で英語力が向上しない人のパターン
1.英会話したくてもできない人。すなわち会話を始めるのに必要な、基本レベルの英語力が足りない人。
2.英会話をしようと思えば出来るけどしたくない人。すなわち海外にいるのに英語を使わない(日本語の通じる相手としか会話をしない)人。
3.英会話力が十分でないのにコミュニケーションができてしまう人。すなわち言語以外のコミュニケーション能力が高い人。
まず1の基本レベルの英語力が足りない人とは、本当に基礎の文法、単語も知らずリスニングもできない人です。このような人の場合、海外に行く前に国内で基礎を学ぶ必要があります。
2の海外にいるのに英会話をしない人、これはかなり高い割合を占めるパターンだと思います。英会話をせずとも生活できてしまう環境ではこうなりがちで、よほど意識して英会話をしないと英語を使わないまま何ヶ月、何年と経ってしまいます。
3の英会話力が十分でなくとも、コミュニケーション能力が高い人。これは、あまり正確でない文法と限られたボキャブラリーでも英語っぽいセンテンスを作る運用能力に長けており、さらに身振り手振りやアイコンタクト等、非言語的なコミュニケーション手段も駆使してネイティブとも意思疎通できるような人です。コミュニケーションや自分の行動に支障が出ないため、英語力を研鑽する必要性に乏しいという、そんな人もいるようです。
海外生活で英会話が上達するのはどんな人?
1〜3に当てはまらない人が、海外に行ってしっかり英語力を伸ばす人に該当するわけですが、そういう人は、ほとんどの場合日本でかなりのレベルまで英語を身につけていた人のようです。海外で外国人に囲まれて英語のシャワーを浴びれば嫌でも話せるようになると信じている人は多いと思いますが、実際にそういう生活をしてもそれほど話せるようにならないしTOEICスコアもあまり変わらない場合が多いようです。私の勤務先でも、海外赴任して英語力を飛躍的に伸ばした人がいると聞いたことがありません。
基礎的な文法理解、単語や表現の知識と、それらを運用する英語回路がある程度できている人であれば、海外生活でネイティブスピーカーとたくさん会話をすることでリスニングや表現力が洗練され、英語力がレベルアップしていきます。海外生活が英語力向上に役立つのはこういう人の場合が多いようです。
逆に言えば、「海外に行かないと英語力が上がらないのでは?」「何が何でも留学しなきゃ!」と焦る必要は全くないわけです。国内にいて独学で英語を学んでいても、少なくともコミュニケーションを取るのに困らない程度までは到達出来ます。
国内で独学で英語を学ぶには
自分のレベルがどのあたりなのかを知り、自分に合った学習メソッド、教材を選ぶことが大切です。
学生時代も含めて、音読やリスニングをほとんどやったことがないという人なら、英語音声をしっかり聴き取り、聴いた音声と同じように繰り返して話すことからはじめるのがいいでしょう。それに適した教材は「スピークナチュラル」です。ゆっくりと単語ひとつひとつを確実に聴き取り、真似をして話すことで英語のリズムを身体に取り込む学習ができます。
リスニングやリーディングはある程度出来るけど、話すのが苦手、最初の一言が出てこないという人は、テンポ良くセンテンスを発する練習をするのが良いと思います。おすすめは「英語ぺらぺら君中級編」、「7+English」です。特に英語ぺらぺら君中級編は、頻出会話フレーズ習得・パターンプラクティス・瞬間英作文など英会話での「瞬発力」を鍛えるメソッドをいくつも取り入れた優良教材です。
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