あなたはよく電車に乗りますか?

 

電車内で見かける英会話スクールの広告は大きく2種類ありますね。

ひとつは、人気女優がいかにも楽しそうな顔で英会話スクールに通う姿を描いたもの。

もうひとつは、ビジネスシーンで英会話ができなくて青くなっている日本人を描いたもの。

 

そういった広告を見て、「自分も英会話やらないとだめかな・・・」と、ちょっと気になった経験があるのではないでしょうか?

 

「英会話できたら楽しそう」という[明るい未来像]のイメージで訴えるか、「英会話できないと恥かくぞ」という[コンプレックス]のイメージで訴えるか、という違いはありますが、多くの人にとって「感情」が英会話を始めるモチベーションであることを、英会話スクール経営者は良く知っているのでしょう。

感情はあてにならない

英会話を始める動機は、上記のような「感情」であっても良いですが、「感情」は不安定なものです。

 

[明るい未来像への憧れから英会話学習を始めてみたものの、だんだん憧れも色あせてきて、何のために英会話学習をやっているかわからなくなってしまった。]

あるいは、

[仕事で恥をかきたくない、かっこいい「グローバル人材」になりたいと思って英会話学習を始めたが、話せなくてもうまくやり過ごせるようになってしまい、他のことに関心が移ってしまった。等々。]

 

学習を継続するには「感情」以外の他の要因が必要になります。

あなたに、英会話をどうしても習得しなければいけない環境的要因があるなら、他に要因を必要としないかもしれません。

しかしそうでないなら、あなたにとって英会話学習を続けられる「要因」となり得るのは何でしょうか?

 

英会話学習を地道に実践したことに対する「報酬」が得られれば、さらなる報酬を得るために自然と学習を続けられるようになるのではありませんか?

「報酬」とは、あなた自身が「効果を実感できること」

英会話学習の最終ゴールは英語で自由自在に話せるようになることですが、そのレベルに達するまでガマンして学習を続けろという意味ではありません。

途中途中で小さな進歩が感じられるだけでも、十分に学習を継続するモチベーションになるのです。

 

有名な音読教材「英会話・ぜったい音読」という本では、学習を継続するために、「TOEICをぜったい受験しろ」と書かれています。

音読の効果を確認することができ、学習の励みになるからです。TOEICスコアアップは音読の直接的な目的ではないとしても、TOEICのスコアが上がれば誰でも嬉しいでしょう。

そうすると音読をやってよかった、続けよう、という気になるものです。

 

効果を確認できるようになるためには、学習を単純化・ルーチン化することが効果的です。

生活の中に英語学習をする時間を組み込んで、その時間においては工場のロボットのように単純作業化されたトレーニングをひたすら続けるようにします。

英語学習を仕組み化して、「感情」や「モチベーション」の要因を小さくするということです。

 

英会話スクールやオンライン英会話などは、不確定要素が大きいため、このような仕組み化が困難になります。

講師とうまく会話できた、できなかったという結果によってモチベーションが上がったり下がったりしたのでは、安定した学習効果を得ることができません。

ですから英会話の基礎を作る時期は、対人コミュニケーションを含むトレーニングを意図的に避けて、単純作業化された学習に専念すべきなのです。

応用練習としての対人英会話は、上級者になってから取り組めばいいことです。

 

部屋に引きこもって音読やら暗誦やらを延々とやっている姿は、人気女優が英会話スクールに通う姿と比べると、あまりカッコよくないかもしれません。

しかし、引きこもることで、予測不可能な「他人」との関係に左右されることのない安定な環境で、本来やるべきことにリソースをすべて投入できるようになります。

 

時間当たり生産性の高い「トレーニングルーチン」を組み、早く効果を実感できる仕組みを構築することこそが、英会話学習を継続させるための賢い戦略です。

「楽しい」「嬉しい」は、トレーニングの結果得られるものと考えて、日々のトレーニングは感情を抜きにして淡々と実践しましょう。

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