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ボリュームの多さで英語教材を選ぶのは避けよう


「同じ金を出すのなら、量が少ないよりも多いほうがいい」

 

こんな考え方で英語教材を選ぼうとしていませんか?

 

一般的には同じ値段なら内容が多いほうがお得なのですが、英語教材の場合は事情が違います。大ボリュームの英語教材には注意が必要です。

 

有限なものと無限なものを分けて考えよう

英文を形作るのに必要な「文型」あるいは「構文」というものはあまり多くありません。いわゆる5文型であるSV、SVC、SVO、SVOO、SVOC。これに比較、受動態/能動態、不定詞、分詞構文など個別の項目を加えても1冊の本にまとめられる程度です。会話で使われる表現に限ればさらに少なくなるでしょう。中学英語で習う文法でほとんどの文型がカバーされます。

 

一方で、英単語、イディオム、フレーズといった「語彙・表現」に属するものは現実的に無限にあります。たくさん覚えたのでこれで十分、という段階がやってくることは永久にありません。

 

上記のことに着目すると、英語の効率的な学習法がぼんやりと浮かび上がってきます。

 

まず有限なものを初期に徹底して練習し、身につけることです。そして、単語やフレーズなど無限なものは、どうせ無限なのだから、自分にとって必要度の高いものから、必要な分だけ獲得していくという手順です。「効率的」というより、英語を身につけるための「現実的な」方法というべきかもしれません。

 

さて冒頭の英語教材のボリュームの話に戻りますが、大ボリュームの英語教材でどこに注意するべきかというと、ボリュームが多くなっている「理由」です。単純に「収録している語彙やフレーズの数が多いから大ボリューム」というのなら、特に初心者はその教材を避けるべきです。お得でもなんでもありません。

 

量を増やすことは簡単です。総量を制限された中で、必要性の高いものを一定の基準に基づいて厳選するほうが大変な作業です。大変だから、ユーザーに代わってその作業を遂行して作られていることが、英会話教材の存在意義のはずです。

 

大ボリュームを売りにするのなら、その大ボリュームをどうやって消化吸収するのかという手順もセットになっていなければ、教材としての価値が半減します。教材を現実的な期間で実践することができません。

 

「この教材は○○個の会話フレーズを収録しているので、日常英会話はもうバッチリです」的な英会話教材をよく見かけると思いますが、「バッチリ」になるのは、全部覚えて使いこなせるようになればの話です。それらを覚えるまでどうやって反復するかが大事なのですが、その観点が欠けていることが多いです。

 

ボリュームの多さで買ってしまう人はたいてい、教材を買っただけでその大ボリュームに満足して、何にも実践してない覚えてない使えない・・・そしてまた次の教材に魅力を感じ始めるというパターンでしょう(私自身もそういうのをいっぱい持っているので、自戒を込めて)。

 

大ボリュームの教材が悪い、あるいは買ってはいけないと言いたいのではありません。大ボリュームの教材を買ってもいいですが、教材から効果を引き出すには反復練習が必要なので、大ボリューム教材をセグメント分けして、セグメントごとに反復をする必要があります。そうすると教材の学習所要期間はかなり長くなるのが当然ということです。すべて実践し終える前に飽きてきそうだと思ったら、最初からボリューム少な目なものを選んだほうがいいのでは?という提案です。

 

誰も書かない教材の選び方

選び方の一つの観点は、初心者であれば「覚えることを目的としない教材」を優先的にやってみるということです。言い換えれば、「知識」ではなく「技能」を身に付ける教材ということです。

 

技能を身に付けるための教材とは具体的に言えば、発音、音読、瞬間英作文などの教材です。これらの教材においては、ボリュームが多い・少ないという議論が意味を持ちません。知識を大量に蓄えることではなく、動作を何度も反復してアウトプットし、脳と身体に覚えこませることが目的になります。

 

これらの教材では、繰り返し繰り返しアウトプットをしていくうちに、

 

スムーズに音読できるようになる。

リスニングが楽になる。

構文がパッと出てきて英文をすぐに作れるようになる。

 

等々、英語を話すのに必要な思考回路や動作パターンが身体に取り込まれていくのを感じることができます。そういう効果を感じることこそ、英語学習を続けていくのにもっとも大切なことです。

 

気になる英語教材があったら、公式サイトで商品説明をよーく読んでみましょう。

 

  • 英会話における何のスキルを強化しようとしているか明確に書かれているか?
  • 発音、音読、瞬間英作文など、技能を習得するトレーニングが含まれているか?
  • 大ボリュームを売りにしている教材であれば、大ボリュームの中身は何なのか?(収録内容が厳選されていない、制作者の手抜きの結果ではないのか?)

 

英語教材を紹介しているサイトはたくさんありますが、上記のような観点でレビューをしているサイトはほとんどありません。良いことしか書かないサイト、公式サイトの文章を再編集しただけの(購入・検証していない)偽レビューサイトばかりです。そういうサイトをあてにせず、もちろん当ブログに書かれていることも鵜呑みにせず、あなたが納得のできる教材をしっかり吟味して選んでください。

 

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